狂犬病

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海外では年間で55,000人もの人が狂犬病によって死亡しています。そのほとんどはアフリカとアジアで発生しています。

昭和32年以降、日本では発生していません。

狂犬病は犬だけがかかる病気ではなく、キツネ、コウモリ、オオカミ、アライグマ、スカンク、コヨーテ、マングース、ジャッカル、猫、そして人間と、全ての哺乳類に感染します

日本では生後90日以上の犬に対して狂犬病の予防接種が義務付けられています。(個人的には、犬にのみ義務付けられていて、猫に義務付けられていないのはザル法だとは思います)

狂犬病は「最も致死率が高い病気」としてギネス記録をもっています。

症状

目やに、発熱、鼻水、食欲不振などの初期症状から、消化器、呼吸器などに広がり、咳や血便などの症状になります。
よだれを垂らしながら、目を血走らせてます。凶暴性が高まり、動くものに飛びかかり噛み付こうとします。この凶暴な状態が2〜3日続いたあと、全身の筋肉が麻痺し、痙攣などを引き起こし、1〜2日で死に至ります。

発症した犬は極端に水を飲みたがりますが、症状が進行すると逆に水を怖がるようになることから、恐水症と呼ばれる症状や、風に対して過敏に反応する恐風症という症状もみられます。

原因

狂犬病のウイルスを運んでくるコウモリと噛まれた人間

狂犬病ウィルスに感染した動物に噛まれることによって唾液から感染します。

傷口から侵入した狂犬病ウィルスは神経系を介して脳神経組織に到達し発症します。

その感染のスピードは日に数ミリから数十ミリと言われており、脳組織から遠い箇所を噛まれるほうが発症までの時間が長くとれますので、有効な治療が施しやすいといえるでしょう。(とはいっても、狂犬病に掛かった動物に噛み付く場所の指定はできませんよね)

南米では吸血コウモリが狂犬病を媒介することが知られていますが、日本には幸いなことに吸血コウモリは生息していません。

通常、人間から人間に感染することはありません。

治療

薬と体温計

発症すればほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。

狂犬病が発症して助かった人は2005年までにたったの6名しかいませんでした。また、助かった6人のうち5人は発症する前にワクチン接種を受けていました。

ワクチン接種を受けていない状態からの発症で回復に至った症例は1例しかありません。

狂犬病の犬に噛まれたら100%死に至るという意味ではなく、狂犬病の犬に噛まれた後、狂犬病が発症したらほぼ100%の致死率だという意味です。

狂犬病の犬に噛まれても、発症するまでに医療機関でワクチンプログラムを受ければ、予防することが可能です。

発症する前に予防することが重要になります。

犬に狂犬病が発症してしまったら、他の人間や動物にへの感染を防ぐため、厳重に隔離するか安楽死させることになります。

狂犬病が発症した犬の治療は行われません。

予防方法

注射器

生後3ヶ月で1回目の予防接種を受け、それ以降は毎年4月に追加接種を受けます。

市区町村では毎年4月に予防接種が行われています。

畜犬登録後は毎年各自治体から案内のはがきが送付されてきます。

市区町村が指定した日に指定された場所で狂犬病の集合注射が行われます。

もしくは、もよりの動物病院で予防接種を受けることも可能です。

狂犬病ワクチンの料金

初回は畜犬登録の料金も含め6〜7,000円。(例として西宮市の場合、登録代+予防接種代で6,300円

2回目以降は3〜4,000円。(例として西宮市の場合、集合注射料金2,750円+注射済票交付手数料550円で3,300円

(自治体によって違いますので詳細については各市役所のウェブサイトで確認してください)

狂犬病を持っているかもしれない動物に噛まれたら

噛み付いてきた犬

噛まれたら速やかに傷口をよく洗い、消毒液でしっかりと消毒します。
狂犬病のウイルスは弱いウイルスですので、洗浄と消毒で大半は死滅します。

その後、速やかに医療機関で診断を受け治療を行ってください。

なにしろ、発症したらほとんど絶望的ですし、幸運にも一命を取り留めることができたとしても、体の麻痺や言語障害といった後遺症が残りますので、発症させないことが重要です。

当記事では狂犬病の恐ろしさを伝えていますが、日本国内での狂犬病の発生は昭和32年以降0件です。つまり、日本国内には狂犬病のキャリアをもった動物はいませんので狂犬病の心配はありません。日本国内で犬に噛まれたら、狂犬病ではなく破傷風などの感染症に気をつけましょう。

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