このページをご覧になっているあなたは、犬を飼いたいと考えている可能性が高いのではないでしょうか。
特にGoogle検索やYahoo検索でこのページに辿り着いたあなたは、犬を飼うことに極めて高い関心をしめしていると思います。
はじめてこのサイトに来られた方は、まず、当ページではなく、犬を飼おうと考えている人や、すでに犬を飼っている人が必ず目を通すべき記事である犬の十戒の記事をご覧ください。
前回の記事では犬を飼うデメリットについて詳しく解説いたしました。今回の記事は犬を飼うメリットになります。
犬を飼うということは大きな責任がついてまわることになります。
一度犬を飼い始めると、途中で犬の飼育を辞めることはできません。
それによって生じる様々なデメリットに関しては前回の記事を参考にしてもらうとして、犬を買うことには、そのデメリットを軽々と帳消しにしてしまうほどのメリットや魅力が存在します。
今回は犬を飼うことで得られる11個のメリットを詳しく解説いたします。
今回の記事の目次
泥棒対策になる
犬を飼っている家には、泥棒が入りにくくなります。
もちろん、絶対にはいらないわけではありませんが、泥棒は少しでも捕まるリスクを減らすため、面倒そうな家は避ける事が多いようです。
激しく吠え立てる犬や、勇猛果敢に侵入者に飛びかかるような犬でなくても、犬の存在だけで泥棒に入られるリスクを減らすことができます。
とても人なつっこい犬で、とても番犬にはならいと思われるような犬でも、犬がいるという時点でその家に入るのを諦める泥棒は多いと考えられます。
狂犬病の注射を受けた時にもらえる「犬」と書かれたシールを玄関にはっておけば、犬を飼っているアピールにもなります。
生活リズムが規則的になる
犬は朝になれば起こしに来てご飯をねだったり、散歩に行きたがります。
自分ひとりの生活なら、今日は朝ごはんは抜きでギリギリまで寝ていようといった不規則な生活も可能ですが、犬が居るとそれに合わせる必要性が出てきます。
いつも決まった時間に起きて、朝ごはんを与えて散歩に連れて行くリズムが出来上がります。
夜も散歩に連れて行く必要がありますので、自然と遅くまで飲み歩くことを避けるようになりますし、次の日の朝の散歩を考えると、あまり夜更かしもしない早寝早起きの生活スタイルになるでしょう。
ギリギリまで寝る生活スタイルから脱却し、いつもより1時間早く起きてゆっくりと犬との生活を過ごしてみてください。
早起きは三文の得ということわざがありますが、本当に清々しい気分になれますよ。
1日の始まりがシャキッとした気持ちのいいスタートになると、その日一日がとても快適に過ごせます。
運動不足が解消される
犬は散歩が大好きです。
外でしか排泄を行わない子の場合は、雨の日でも散歩に行かなくてはならないようなこともあるかもしれません。
朝晩30分づつ散歩に行ったとすると、あなたは1日1時間余分に歩いていることになります。
活発な中型犬などの場合でしたら、朝晩1時間づつということになるでしょうから、更に多くの運動になるはずです。
自主的に始める運動ではなく、半分強制的な運動ですので、やるしかありません。
ウォーキングでは運動強度が不足していると感じる方は、犬と一緒にジョギングや、登山などに挑戦してもいいですし、飼い主と一緒にフィールドを走り回るアジリティ競技に参加する選択肢もあります。
散歩は、いざ始めてみる、仕方なしに嫌々やっているような感じではなくなるはずです。
決まった散歩コースを行くのもよし、違うルートを探検しながら歩くのもよし。きっと外に出て散歩するのも悪くないものだなぁと感じるはずです。
それに楽しそうに匂いを嗅ぎながらきょろきょろしている愛犬を見るだけで、とても満ち足りたおだやかな気分になれますよ。
千切れんばかりに尻尾を振って無償の愛を与えてくれる
犬はあなたに無償の愛を捧げてくれます。
家に帰れば尻尾をちぎれんほどに振って大歓迎してくれるでしょう。
そこまでしなくてもと思うほどのオーバーなアクションで喜んでくれます。
無償の愛は人間の社会ですと、自分の親からしか受けられないものだといわれています。
犬は、なんの見返りも求めない一方的な愛を常に与えてくれるます。
その健気な姿を見ると、幸せをひしひしと実感することができます。
信頼され、愛されるということは素晴らしいことです。
癒やしを与えてくれる
家に犬がいるだけで、家の中がぱーっと明るくなります。
普段から忙しい毎日を過ごしている人でも、家に帰って犬と触れ合えば、気持ちをリフレッシュすることができます。
犬を飼ったことがない人にとっては、犬が家にいると癒されるといわれてもピンとこないかもしれません。
家に犬がいるだけで、ちょっとした嫌なことなんてすぐに忘れてしまったり、気にもならなくなります。
その場の空気を温かくて幸せな空気に変えてくれる存在です。
犬を飼うようになってから、表情がとっても穏やかになった人も少なくありません。
それほどに犬は癒しの名手なのです。
家族の会話が増える
- 「今日は河川敷に散歩に行って、ボール遊びをした」
- 「餌を残さず食べた」
- 「新しいコマンドを覚えた」
など、犬の存在は家族で共通の話題の1つになります。
犬がいなければ、晩御飯の時もテレビを見ながら無言で過ごしていたような家庭でも、犬という共通の話題ができたために、それをきっかっけとした様々な会話が生まれます。
正面切って言いにくいことを、犬に話しかけている体で、実際には家族に話しかけているという高度なテクニックもあります。そうすることによって、角が立ちにくくなります。
ちなみに私の家では、もし犬がいなかったらどうなっていたのだろうと考えてしまうほど、犬に助けられています。
犬が夫婦円満を取り持ってくれていることに間違いありません。
イベントが増える
- ドッグカフェに行こう
- ドッグランに行こう
- 川で泳がせてあげよう
自分たちの楽しみ以外にも、犬を中心とした、犬が喜びそうなイベントも企画するようになります。
犬がいなければ休みの日にどこかに遊びに行くようなことがあまりなかった家庭でも、犬がいれば、せっかくの休みなので犬が喜びそうなところに連れて行って上げたいと思うようになるはずです。
犬は当然、喜びますし、楽しんでくれますが、実際に企画して連れて行った人間のほうも、全力で楽しんでいますし、良い思い出にもなります。
辛い時や悲しい時に慰めてくれる
犬は感情を読む生き物です。
嫌なことがあってイライラしていると、その負のエネルギーを感じ取り、怯えてしまいますし、悲しい時にはそれを感じ取って慰めにきてくれます。
どのようにして感じ取っているのかはよくわかりませんが、かなり敏感に感じ取っているようです。例えば、悲しくて泣いているととそっと横に来て顔を舐めてくれたりします。
辛い時にもしばらく犬を抱きしめれば、気がずいぶん楽になるものです。
犬は本当に飼い主のことを気にかけてくれているのです。
喧嘩を仲裁してくれる
夫婦喧嘩は犬も食わないということわざもありますが、夫婦喧嘩が始まったら怖がって逃げてしまう犬もいれば、積極的に介入してくる犬もいます。
うちの犬の場合ですと、喧嘩がはじまりそうになると、急いで怒っている人のほうへ走って行き、体を預け顔を舐め、「怒らないで」という態度を示します。
その健気な姿を見たら犬に申し訳ない気持ちになり、喧嘩はすぐに止まります。
犬の存在は普段から夫婦の円満を助けてくれますし、いざ、喧嘩が始まりそうになっても、最小限の被害で済ませてくれることが多いのです。
ただし、あくまでも喧嘩の仲介に関しては我が家の犬の場合はそうであるというだけであって、実家で飼っている犬は喧嘩がはじまりそうになったら、気配を消してどこかに隠れてしまいます。
とはいえ、犬の存在は大きいので、突発的に家出をしたりという可能性も減らしてくれることに間違いないでしょう。
ペットを通じての友だちが増える
都会で生活していると、普段から、名前も知らない人に話しかけることや、話しかけられる機会はほとんどないでしょう。
しかし、犬を飼っていると、いつも同じ時間帯に同じ場所で犬の散歩をしている人と知り合うことになるでしょう。
最初はちょっとした世間話だけかもしれませんが、何度も会ううちに、犬友だちという存在になっていきます。
犬の悩みに対しても相談ができますので、心強いものです。
中にはかなり親しくなって、旅行に行く時などに犬を預け合える仲になる人もいらっしゃいます。
あなたにかけがえのない宝物を与えてくれる
ここまでに10個のメリットを紹介してきました。
そしてこの11個目のメリットこそが、一番大きなメリットとなります。
犬を飼うと、あなたの様々な行動が制限されるようになりますし、様々な手間も掛かりますし、費用面も掛かります。
そこまでやっても、別に給料がもらえるわけでもありません。
しかも、犬の一生は人間に比べれば、とても短いものです。
大型犬で8年。中型犬で12年。小型犬で15年くらいでしょうか。
あなたは犬より先に死んではいけません。飼い主がいなくなったら犬は路頭に迷って死んでしまうからです。
つまり、あなたには、犬の最後を看取る義務があるのです。
実際に犬を飼っている方ならよくわかると思いますが、死んだ時の事を想像しただけで泣いてしまいそうになります。実際に想像しただけで泣いてしまう人だっているでしょう。
苦労して世話をして、お金も使い、最後には悲しみに打ちひしがれることになります。
しかし、それらの苦労や悲しみを帳消しにしてしまうほどのものを、犬は一生を掛けて私たちに与えてくれます。
家にやってきてからの楽しい思い出や、最後に弱っていきながらも健気に飼い主に尽くす姿。それら全ての思い出が、あなたの人生においてのかけがえのない宝物になるのです。
大事に飼っていた犬が死んでしまったら、すぐには立ち直れないことでしょう。
何ヶ月も引きずる人も珍しくありません。
でも、最後には
「死んでしまって悲しいけれど、君と出会えて本当に良かった」
と思えるような素晴らしい思い出や宝物を手に入れることができるでしょう。
それが犬を飼うということなのです。