犬を飼ってみたいと思っている方の中には、今まで何の動物も飼った経験がない人から、猫を飼った経験はある方、鳥は飼った経験がある方など、様々な方がいらっしゃると思います。
犬か猫、どちらかを飼いたいと漠然と悩んでる方も多いのではないでしょうか。
今回は犬と猫、どちらがお薦めになるのかを詳しく解説していきましょう。
今回の記事の目次
犬と猫 お薦めな動物はどちら?
まず、記事の最後まで引っ張るのもどうかと思いますので、結論から言います。
どちらもお薦めであるし、どちらもお薦めではないともいえます。
どうしても飼いたいというのでしたら、飼いたい方を飼いなさいとしか申し上げられません。
私は過去に猫を1匹。犬を3匹飼育してきた経験がございます。
飼育歴からもわかるように、私はどちらかといえば、犬が好きです。というか、犬派です。
それは猫よりも犬が優れているとか、そういう意味ではなく、私にとっては犬のほうが性に合っていたというだけのお話です。
こんな人には犬も猫も、どちらもお薦めできません
まず最初に、犬も猫もお薦めではない理由をご説明します。
- 餌を食べる:毎日の栄養のある餌を与える義務
- 水を飲む:毎日新鮮な水を用意する義務
- ウンチやしっこをする:トイレシートや砂を交換する義務
- 病気をする:高額な医療費を支払う義務
- いつか死ぬ:長年一緒に暮らしたペットとの別れはとても辛い
まず、犬猫共通で、手間が掛かる世話や、金銭面での負担、別れの辛さなどがあります。
犬も猫も動物です。
息をしますし、ご飯も食べれば、排泄もします。
餌を購入するのはもちろんあなたですし、排泄を片付けるのもあなたです。
生き物はおもちゃではありません。
アクセサリーやおもちゃ、ぬいぐるみ感覚で飼い始めるてしまうと、飼われているペットも不幸ですし、コストや手間が掛かかる飼い主にも負担だと感じることでしょう。
15年間、犬猫がよぼよぼになった状態でも、しっかりと世話ができますか?
15年という月日は短くありません。
生まれた赤ちゃんが高校受験をするまで成長するのに費やされるのと同等の年月になります。
少しでも「15年はさすがに厳しいかな」とか、「トイレの世話は面倒くさそうだな」と思っているのでしたら、ペットは飼育しないことです。
飼育に飽きたり、面倒くさくなっても、フナやザリガニなら、近所の小川に逃せば良いかもしれませんが、犬猫を外に捨てることは許されません。
猫がオススメの理由
見た目が可愛い
犬も猫もどっちもかわいい。甲乙つけがたい…とは思っていても、やはりどちらかのほうが、より、可愛いと思うのではないでしょうか。
犬も猫も可愛いけど、しいて言うなら猫! という方には、猫の愛らしさは飼うための大きな動機になるでしょう。
雑種でもさほど大きくならない
雑種の子犬をもらってきて飼いはじめたけど、とても大きくなってしまい、ワンルームマンションでは持て余してしまう…といった心配は、猫の場合はほとんどありません。
犬の場合は大きさも考慮すると、シー・ズーやミニチュア・ダックス・フンド等の小型犬を購入する必要がありますが、猫の場合、雑種の子猫をもらってきてもサイズ的な心配はありません。
どうしてもフワフワモフモフの猫じゃないと嫌だという理由でもなければ、日本古来から居る雑種の猫を引き取ってくることによって安価に飼育を始めることができます。
ほとんどしつけは不要
猫は砂の上で排泄をするという習性をもっているため、トイレ砂を用意しておいて、場所を認識さえしてしまえば、トイレのしつけも簡単に終了してしまいます。
普通はお手やおすわり、まてなどのコマンドを教えることもありませんので、しつけはほぼ不要です。
ちょうどいい距離感を保ってくれる
個体差もありますが、犬の場合は、まるでストーカーかといわんばかりに後ろについてきて、ベタベタしてくる子もいます。
猫は人間との関係は結構ドライで、たまたま同じ範囲内で暮らしている人といった程度の認識しかしていないように思えます。
猫は生き物であって、おもちゃやアクセサリーではありませんが、過度な触れ合いまではしたくないという人にとって、犬よりも猫のほうが適しているでしょう。
お留守番もへっちゃら
猫はどうも、飼い主のことを家族だとは思っておらず、同居人か、ヘタをしたら居候と思っているフシさえあります。
個体差もありますが、お留守番をさせても、特に寂しがることもなく、大人しく留守番をこなすことができますので、外出がちなあなたにもおすすめです。
犬がオススメの理由
見た目が可愛い
猫も様々な外貌の子が存在しますが、ブルドッグからプードル、ドーベルマン、柴犬など、犬はバリエーション豊かです。
あなたの気にいったワンちゃんにきっと出会えるはずです。
小さい犬から超大型犬まで様々
チワワのような片手で持てる超小型犬から、グレート・デーンのような体重50キロにも達する超小型犬まで、選ぶことができます。
様々なしつけで飼い主と共に成長していける
忍耐強く様々なしつけを教えていくことによって、犬も飼い主も一緒になって成長していく達成感を得られます。
最初は手が掛かって仕方なかった子犬が、少しづつ大人になって物分りが良くなり、少し寂しいとさえ感じることさえあります。
心から飼い主のことを大切な存在と思ってくれる
犬にとって、飼い主のあなたは群れのリーダーです。
心の底から飼い主のことを大好きだと思っていて、常に群れでの行動を行いたいと思っています。
どこでも一緒
しつけさえできればお留守番もできるのですが、犬は本心では、飼い主さんと色んな所へ一緒にいきたいと思っています。
犬と一緒にいけるカフェや、犬と一緒に泊まれる宿を探して、犬と一緒に生活を楽しむことができます。
結論
やっぱり、どちらも飼わないと決断することは恥ずかしいことではなく、立派な決断だと思います。
今回、犬と猫のメリット、デメリットをあげてみました。
勘の良い方はお気付きかとは思いますが、猫の「ほとんどしつけは不要」と犬の「様々なしつけで飼い主と共に成長していける」といった感じで、言い様やそれぞれの捉え方によっては、全く同じ意味でも、メリットにもデメリットにもよりますよということが言いたいがための構成になっています。
「ジョギングは疲れるから嫌いだ」という人もいれば、「ジョギンは心地よい疲労感が得られるので好きだ」という人もいるというのと同じですね。
犬も猫も、やはりどっちも捨てがたいと思う方は、犬と猫のどちらも飼うという選択肢もあります。
私が猫を飼った時には、先在犬のミニチュア・ダックスフンドがいましたが、特に何のトラブルも起こりませんでした。
先在犬がよほど攻撃性の高い犬でもない限り、犬と猫の共同生活は大丈夫なことが多いようです。