小型犬・中型犬・大型犬からどの大きさを選べばいい?おすすめは?

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現在、飼育されている犬は非常に多様性に富んでいます。

片手で軽々と持てるサイズのチワワのような小型犬から、人間よりも大きいサイズのグレート・デーンアイリッシュ・ウルフハウンドのような超大型犬まで様々な犬種がいます。

犬を飼い慣れている方は、ご自身のスタイルに合わせた犬種選びもスムーズに進むでしょうが、初めて犬を飼う人にはどのような大きさの犬を飼えばいいのかわかりづらい点もあるかと思います。

今回は初めて犬を飼う際に、犬の大きさについて悩まれている方の参考になるような、大きさに寄る違いを解説していきます。

小さい犬と大きい犬どっちがいいの?

日本の住宅事情からも、ペットショップで売られているの多くは小型犬です。

犬を初めて飼おうという人が、いきなり超大型犬のグレート・デーンやセント・バーナードといったペットショップで見ることがない超大型犬を敢えて選択して飼うことは殆ど無いかと思いますが、ゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーなどの、一般的な大型犬はペットショップで売られている事も珍しくありませんので、検討される方も少なく無いと思います。

ちなみに、バーニーズ・マウンテン・ドッグはペットショップで見かけることもありますが、バーニーズは超大型犬ですので、ゴールデン・レトリーバー程度の大きさだと思っていると、大きくなった時に驚くことになるかと思います。

さて、大型犬と小型犬、どちらが飼いやすいかといえば、やはり色んな面からも小型犬のほうが飼いやすいといえます。

ただし、小型犬は楽に飼えるといっているわけでもありませんし、中型犬や大型犬が、小型犬に比べて相当大変だと言っているわけでもありません。

一生、犬の面倒を見るということはとても大変なことですが、その中では小型犬がやや楽であるという意味です。

また、飼い始めてみると案外、人間のほうが順応するものですので、小型犬と比較して何倍もの大きさをしている中型犬や大型犬も、何倍も苦労が掛かるというわけではありません。

小型犬のメリット

トイ・プードル

  1. トイ・プードル
  2. チワワ
  3. ミニチュア・ダックスフンド
  4. ポメラニアン
  5. 柴犬
  6. ヨークシャー・テリア
  7. シー・ズー
  8. マルチーズ
  9. ミニチュア・シュナウザー
  10. フレンチ・ブルドッグ

上記は2014年のJKCの登録ランキングの1位から10位です。

1位から10位までが小型犬が占める結果となっています。

入手経路が多い

人気の犬種が多いため、ペットショップやブリーダーから運命の一頭を選びやすいといえるでしょう。

もちろん、小型犬の中にも、日本ではほとんど見られないような不人気な犬種、マイナーな犬種などもいますので一概には言えませんが、一般的な売れ筋の犬種の中から選ぶのでしたら、あなたの普段の行動範囲から大きく外れなくても、ペットショップやブリーダー巡りができるはずです。

体重が軽い。体が小さい。性格はおとなしい事が多い

基本的におとなしい性格の犬が多いですし、多少やんちゃな性質を持っていても人間の力で押さえつけることができるのが小型犬のメリットでしょう。

体が小さいのでワンルームマンションでもさほどの圧迫感なく飼育が可能です。

また、老犬になって介護が必要になった時も、体重が軽いためにオムツの装着などが容易です。

エサ代などのコストが安くつく

体が小さいため、一度に食べる餌の量はほんのわずかです。

スーパープレミアムフードと呼ばれるような、犬の健康にとても良いが価格が高いドッグフード(例:オリジン)などを与えても、さほどコストが掛からないことが魅力です。

超大型犬の多頭飼いなどで、オリジンを与えると、エサ代だけで一体いくら掛かるのか、想像もできません。

なお、オリジンは犬の健康を第一に考え作られている餌で、私の飼育しているボーダー・コリーにも与えている餌のローテーションに入っています。

私が知る限り、オリジンを超えるドライフードは存在しませんので、食いつきや相性、コスト面で問題がなければ、オリジンを与えることをおすすめします。

ハードな散歩を必要としない

体が小さいため、少しの距離の散歩も、彼らにとっては十分な量の散歩となります。

犬種によっては元気に走り回ることを好む犬種もいますし、マルチーズやシー・ズーのように、室内での運動でもほぼ事足りるような犬種もいます。(もちろん、出来れば外に連れて行ってあげてください)

散歩友だちができやすい

小型犬は飼育されている数も多いため、毎日の散歩で散歩友だちの犬が出来やすいのも特徴です。

いくらおとなしい犬だといっても、体重30キロを超えるバーニーズ・マウンテン・ドッグが近くに寄ってきたら、チワワの飼い主は身構えるでしょう。

トイ・プードルやチワワ同士といった似たような大きさの犬同士なら、お互いの飼い主も気を許しやすいと言えます。

話はそれますが、私の家の近所で実際にあった話ですが、おやつをもらおうと賢くおすわりをしたバーニーズ・マウンテン・ドッグがチワワを踏んでしまい、骨折させてしまうという出来事がありました。

やはり、大きさがあまりにも違う場合、注意する必要があるようです。

大型犬と比較すると長生き

小型犬の寿命は約15年ほどです。

大型犬は10年くらい。超大型犬にいたっては8年も生きれば大往生といわれるほどです。

大型犬のほうが寿命が短いことには色々な理由があるのですが、心臓等の臓器のサイズが体のサイズに比例するほど大きくならないため、負担がかかりやすいというのが大きな原因です。

大型犬は体のサイズの割に小さめの心臓を持ち、小型犬は体のサイズの割に立派な心臓を持っていると考えたらわかりやすいでしょう。

やはり一度迎えた家族になるわけですから、少しでも長い間、一緒に過ごしたいですよね。

寿命の長さはメリットと言えると思います。

大型犬のメリット

飼い主の顔を見上げるゴールデン・レトリーバー

  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラブラドール・レトリーバー
  • バーニーズ・マウンテン・ドッグ

上記は大型犬の上位人気の3種類です。

バーニーズ・マウンテン・ドッグは超大型犬に分類されるほど多くなりますが、ゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーはそこまで大きくはなりません。

セント・バーナードのような超大型犬は体重80キロにも達しますので、普通の人では抱っこすることさえ困難ですが、ゴールデン・レトリーバーなら25〜30キロ程度ですので、抱っこすることは可能です。

優しい性格の犬が多い

人気の大型犬は優しい性格をした犬が多いです。

例えば、ダックスフンドやミニチュア・シュナウザー、柴犬等の小型犬は猟犬の血を引いているため、性格がキツく、ちょっとしつけを失敗してしまうと牙を向いたり、噛む犬になってしまうことがあるのですが、ゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーはかなり温厚な性格をしているため、よほどしつけを間違えないかぎり、攻撃的な犬にはならないというのがメリットです。

もちろん、大型犬といっても猟犬の血を引いたものや、闘犬の流れを持った犬は気が荒かったり、飼うのが難しい犬種も存在します。

ただ、一般的に人気のあるレトリーバー系の大型犬は温厚な性格をしていますので、初めて犬を飼う家庭や、小さなお子さんがいらっしゃる家庭にも最適です。

犬と一緒の生活は楽しい

大型犬はそれなりの運動を要求します。

朝晩たっぷりの散歩をおこなってやって、ボール遊びなどで全力で走らせてあげることも必要です。

毎日最低30分の散歩朝晩行うことになるでしょう。(理想は朝1時間、晩1時間の計2時間)

もう、生活はいやがおうにも犬中心のものになります。

アウトドアが好きで、犬と一緒に遊びたい気持ちが強い人は、大型犬の飼い主としての適性があるといえるでしょう。

中型犬のメリット

くつろいでいるウェルシュ・コーギー・ペンブローク

上記は中型犬の中で人気がある犬種です。

ほどよいサイズ感

犬を飼いたい人は、「家が狭いし大変そうだから小型犬がいい」とおっしゃる方や、「どうせ犬を飼うのなら大型犬を飼いたい」とおっしゃる方が多いです。

「小型犬では物足りないけど、大型犬だと持て余しそうだから中型犬がいい」という意見はほとんど聞くことがありません。

しかし、私は断言できます。

中型犬って本当に良い選択なのですよ。

私の飼育遍歴は、ミニチュア・ダックスフンド、ミニチュア・シュナウザー、ボーダー・コリーとちょっとつづ大きな犬に移り変わったのですが、中型犬は本当に良いサイズ感だと思います。

現在、私が飼育しているボーダー・コリーは体重は14キロくらい。

小型犬に比べるとやや大きいですね。

でも、小型犬に比べるとめちゃくちゃ大きいというほどでもなく、小型犬の中では大きめの柴犬と比べると、一回り大きい程度で大差はないように感じます。

大型犬ほど、大量の餌を食べるわけでもありません。(毎日のご飯は、ドライフード65グラムを朝晩の計130グラムです)

それでいて、フリスビーや水泳、登山など、ハードなスポーツもこなせます。

程よい大きさで、犬と一緒の生活もエンジョイできる、程よいサイズ感なのです。

結論

さて、どのサイズが良いか結論を出すとしたら、あなたの生活スタイルに合わせることにより、おのずと決まってくるといえるでしょう。

私は現在、中型犬のボーダー・コリーを飼育していますが、小型犬のミニチュア・シュナウザーに比べて、特に大変だと思ったことはありません。

もし仮に今後、大型犬のビアデッド・コリーやフラットコーテッド・レトリーバーを飼ったとしても、ボーダー・コリーより大きくなったため、飼育が大変になったとは感じないと思います。

犬を飼っていない人からすれば、犬の大きさの大小は大きな問題に見えるかもしれませんが、実際に飼ってみると、少々小さくても大きくても、対した差は感じないものです。

ですので、大型犬を飼える住環境や、エサ代の経済的な問題をクリアできる人でしたら、初めて飼う犬が大型犬でも問題はないといえるでしょう。

重要なのは大きさよりは、その犬種が持つ習性になります。

もちろん、個体差がありますので一般論ですが、ゴールデン・レトリーバーと柴犬を比較した場合、ゴールデン・レトリーバーのほうが飼育しやすくオススメです。

とても優しい性格をしていて人間が大好きなゴールデン・レトリーバーに比べると、オオカミの血が濃く残っている原始的な犬種である柴犬は、やや飼いにくい犬種なのです。

もちろん、しつけを失敗して悪いゴールデン・レトリーバーになってしまう犬もいますし、とても大人しくて賢い柴犬も沢山います。

ジャックラッセル・テリアのように強いテリア気質をもっているため、初心者にはおすすめできないといわれている小型犬もいます。

小型犬だから大丈夫。大型犬は難しいという固定観念は捨てましょう。

大きさが特に問題なければ、性格やライフスタイルで決めることをオススメ致します。

ちなみに私は、攻撃性が低く、運動性能と知能が高い牧羊犬の魅力にはまってしまいました。

今はボーダー・コリーを飼育していますが、ビアデッド・コリーもいつか迎え入れたいと考えています。

ブレインフリー

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犬の先祖は狼です。そしてご存知のとおり、狼は肉食動物です。

犬は肉以外も食べることができますが、雑食動物に近い肉食動物という立ち位置になるといわれています。

野生では野菜・草・果物などを食べることはありますが、ご飯や麦などを食べることはありません。

ご存知かもしれませんが、スーパーやホームセンター、ペットショップなどで格安に販売されているドッグフードのほとんどは、大量の小麦・トウモロコシなどの穀類に、香り付け程度に少量の肉や魚を混ぜて作られた粗悪なペットフードです。

人間に例えるなら、毎食、インスタントラーメンを与えられているようなものです。

本当に愛犬の健康と幸せを考えるのなら、穀物不使用で、人間でも食べられる新鮮で安全な食材を使って作られた、プレミアム・グレインフリーフードを与えることを検討してみてください。

筆者の家で飼っている犬(ボーダー・コリー)も、実家で飼っている犬(ミニチュア・シュナウザー)も、生まれた時からグレインフリーのフードで育てました。

おかげで、散歩中に様々な方から毛並みの良さを褒められます。

とはいえ、犬にとって、普段の食事が人生(犬生)にとって大きなファクターを占めている楽しみでもありますので、犬の幸せを考えるとガツガツと食べる美味しいドッグフードであることは最低条件です。

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