2016年1月24日に放映された朝日放送のテレビ番組、ペットの王国ワンだランドのレポート記事をお送りします。
前回はスゴワザを持った犬の大特集や、ペットと初詣や七五三が行われている神社を取材した放送62回目のペットの王国ワンだランドの感想記事をお送りしました。
今回は仲良し動物特集第二弾です。
種類を超えて仲が良い動物が沢山紹介されます。
番組の後半では、世界でも珍しいリス園に密着します。
それでは、第63回目の放映分のレビューをお送りします。
仲良し動物特集第二弾
以前にも放映された、動物の種類を超えて仲が良い動物たちを取材した特集の第二弾です。
前回放映分はこちら:2015/12/27ペットの王国ワンだランド感想 仲良しペット特集と鳥特集
犬とアヒル
オーストラリアン・シェパードのクレアは女子高生の神宮司楓さんと一緒に暮らしています。
神宮司楓さんの将来の夢は、トリマーになることだそうです。
オーストラリアン・シェパードはオーストラリアと名前は付きますが、アメリカのカリフォルニア州が原産です。
オーストラリアへ移住した羊飼いが牧羊犬としてカリフォルニアへ持ち込んだ犬種です。
生まれた時はとても小さく、家に来た時も体重はまだ2キロで小さかったのですが、今では16kgにまで成長しました。
そういえば、私の飼っているボーダー・コリーも、家に来た時はとても小さかったのですが、あっという間に大きく成長して、現在は14キロくらいです。
子犬は毎日大きくなっているといっても過言ではありませんので、毎日写真や動画を撮影しておくと良いかと思います。
神宮司楓さんの家ではクレア以外にも沢山の犬が飼われています。
- ぽっぷ(トイ・プードル:2歳)
- みらい(MIX:8歳)
- れん(トイ・プードル:2歳)
- くぅ(トイ・プードル:6歳)
しかも、犬だけではなく、他の動物の仲間も沢山飼育されています。
- ラテ(ハムスター)
- ぴー(セキセイインコ)
- ぷいん(チンチラ)
- ぷぅ(オカメインコ)
- ぷてぃ(オカメインコ)
たくさんの動物達がいますが、その中でもクレアと一番の仲良しなのは、アヒルのアルです。
アルはクレアと同い年の1歳です。
いつもじゃれあって遊んでいます。
クレアが家にやってきた時には、すでにアルは家に来ていました。
はじめてきた時に会わせてから、ずっと二頭は仲良しです。
アルがクレアの上に乗ることもあるみたいです。
クレアが小さかった頃は、アルの鳥かごの中に一緒に入っていることもありました。
クレアはアルのことが今でも大好きです。
階段の下でボールで遊んでいるクレアですが、あるのカゴを開ける音を聞きつけると、すぐに2Fに上がってきました。
家の中で自由に歩き回るアルの背中を追い続けるクレアですが、アルが水遊びをしている時は眺めているだけのようです。
でも、散歩に行くのも2匹は一緒です。
リードを繋がれた犬と、リードを繋がれたアヒルで仲良く歩きます。
しかし、犬とアヒルという違う動物どうしがこんなに仲が良い理由はなんなのでしょうか。
その理由は、クレアとアルは同じ1歳で、ほぼ生まれた時から一緒のため、お互いを兄妹だと思って育ってきたからなのです。
犬と猿
アールは2歳のトイ・プードルとマルチーズのMix犬です。
そんなアールの友だちは、フサオマキザルのふうたです。
フサオマキザルは寿命は約30年で、おとなになると体体長45cmになる南米のアマゾン川下流などに生息する猿です。
高い知能をもっているため、人の介護の手伝いもしています。
昔から犬猿の仲とよばれ、仲が悪い物くて有名な犬と猿ですが、ふうたはアールの背中の上で一日中過ごします。
飼い主さんいわく、ふうたが家にやってきた時にアールを近づけたら、自然と乗るようになったそうです。
嫌がるどころか、ふうたが降りると、アールは追いかけていって乗ってくれというそぶりをみせるそうです。
ふうたはまだ生後5ヶ月です。
人のあかちゃんと同じで、ミルクで栄養補給をおこなっています。
ミルクを飲ませる時間にはふうたをアールの背中からはずさないといけないのですが、アールは嫌がってなかなか離れてくれません。
離れた後も「ぴーぴー」と大泣きを続けます。
すぐにふうたの背中に戻り、やっと落ち着きを取り戻します。
ちなみに、この家では、ふうたの他に別の動物が飼育されています。
モモンガの親子、「もも」と「すもも」です。
猿のふうたのように「すもも」は「もも」の背中にしがみついています。
まだ目も見えていないそうです。
現在アールの背中はふうたが独占していますが、すももまで背中を気にったらどうなるのでしょう。
犬と猫
ジャクソンは9歳のドーベルマン・ピンシャーです。
ジャクソンは千葉県佐倉市にある馬専用の牧場で暮らしています。
この牧場は石割さん一家が個人で所有している、まったくプライベートの牧場です。
自分で世話ができない人の馬を預かって世話をする施設だそうです。
毎月10万円で馬を預かり、家族全員で世話をしています。
石割さんが撒いている馬の餌を馬よりも先に食べているのが、ここで飼われている猫のネコ助です。
この牧場の仕事が終わるまで、ジャクソンとネコ助は二匹で遊んでいます。
ネコ助は買ったわけではなく、空き地に生えた木の枝にレジ袋の中に入ってぶら下がっていた所を石割さんに拾われました。
まだ目も開いていない子猫で、衰弱して瀕死の状態だったそうです。
なんとか一命をとりとめ、石割さんの家族の一員となりました。
それからジャクソンとネコ助は仲良しの大親友となりました。
しかしネコ助は誰に似たのか、とてもやんちゃに育ってしまったそうで、ジャクソンの隙を盗んではものすごい勢いの猫パンチを繰り出します。
最終的にはジャクソンの首に噛みつきぶら下がります。
理由は不明ですが、ネコ助はこの遊びが大好きです。
ネコ助は外でもやんちゃで、お気に入りの場所は木の上です。
木の上に飽きると、馬の上に移動します。
ネコ助はこの牧場にきたときから、馬の背中が大好きなのです。
世界で珍しいリス専門の動物園
- 東京都町田市金井町733-1
- 電話:042-734-1001
この動物園は世界でも珍しいリスの動物園で、200匹以上のリスが放し飼いにされている世界でも珍しいリス園です。
少し歩くと、リスのほうから寄ってきて、体をよじ登ってきます。
ここに放し飼いにされているのはタイワンリスです。
アジア全域に生息していて、団体行動が得意で人懐っこい性格をしているリスで、1mほどのジャンプもできます。
他には単体で行動をするシマリスも飼育されています。
シマリスは主に北米大陸に生息していて、冬眠するために頬袋が発達しています。
この頬袋は冬眠準備のための餌を巣に運びやすいようにできていて、どんぐりだと9個。ひまわりの種だと50粒を詰めることができます。
団体行動が苦手なため、3匹以上だと喧嘩がしやすい
他には赤毛が特徴なアカリスや日本にしか生息していないホンドリスも飼育されています。
このリス園は障害者の人たちにも働けるようにと町田市が作った施設です。
タイワンリスはとても人懐っこく、動物と触れ合うことは、人間にとって大事なことですので、とても良いと思います。
リスの驚きの生態1
リスは食べる時に歯にかかる力が10㎏以上あり、コンクリートを削れるくらいの力を持っています。
なので、硬いくるみなども平気で食べることができます。
リスの魅力
- 顔のほとんどを占める目
- ちょこんと突き出た耳
- ちょろっと見える前歯
- 野性味がある
といったところが魅力だと副園長はおっしゃっていました。
最大の魅力はやはり大きな尻尾ですが、この尻尾には以外な役割があります。
この尻尾でバランスを取ることができ、空気抵抗を増やすことによって、大きくジャンプすることができるそうです。
リスの驚きの生態2
胴体は20〜22センチ。しっぽは17〜20cmと、体と同じくらいの大きさがあるため、天敵にも捕まりやすい
襲われた時にはしっぽを切って逃げることができます。
ただし、切れたしっぽは二度と生えてこないため、生涯で1度しか使えない大技です。
リスの愛くるしい食べ方も魅力の一つです。
両手で食べ物を持つ食べ方にも理由があります。
それは親指が退化しているため、片手で物がもてません。
そんなリスに餌をあげると、モヤモヤしていたり、落ち込んでいても笑顔になる、そんな魅力があります。
町田リス園にいるタイワンリスは、冬眠しないリスなので、遊びに行ってふれあいましょう。
ちなみに、町田リス園にはモルモットも約200匹飼育されています。