口唇炎とは唇の炎症です。
このページでは口唇炎についての症状、原因、治療方法、予防方法をご説明します。
ただし、あくまでも参考として捉えてください。
決して当ページの内容だけで素人判断はせず、問題がありそうな場合は速やかに獣医師に相談してください。
症状
唇に炎症が見られ、不快な匂いがします。
犬は唇のあたりを気にして、しきりに自分の顔をかく動作をおこないます。
患部が脱毛する犬も見られます。
原因
唇に草や木の枝やトゲなどが刺さったりした際に出来た傷から細菌などに二次感染しておこります。
食器の素材(プラスチック等)に対してのアレルギーや、唇の被毛の毛根が化膿することによってできることもあります。
他には毛包虫(アカルス)などの寄生虫に感染して口唇炎になることもあります。
掛かりやすい犬種
- アメリカン・コッカー・スパニエル
- イングリッシュ・コッカー・スパニエル
- グレート・デーン
- シー・ズー
- ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
- セント・バーナード
- 狆
- ドーベルマン・ピンシャー
- パグ
- ブルドッグ
- ボクサー
- マスティフ
- ロットワイラー
上記の犬種は口唇炎ができやすいことが確認されています。
遺伝的な要因だと考えられます。
治療
口に枝やトゲなどの刺激しているものが刺さっている場合には、それらを取り除きます。
アレルギーが原因の場合は、食器を別の材質で作られたものに変更します。
対症療法としては患部を抗菌性のある石鹸で洗い、抗生物質を投与して治療します。
予防方法
散歩先では極力、草むらなどに入っていかないように注意します。
草花や枝などを噛んで遊ばせないようにしましょう。
アレルギーが原因となる場合もありますので、アレルギー物質を把握し、排除するようにしましょう。