- 犬種
- ウェルシュ・コーギー・カーディガン
- 原産
- イギリス
- 役割
- 牧羊犬
- サイズ
- 小型犬
- オスの体高
- 27〜32cm
- オスの体重
- 14〜17kg
- メスの体高
- 27〜32cm
- メスの体重
- 11〜15kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 72頭
今回の記事の目次
ウェルシュ・コーギー・カーディガンの歴史
ウェルシュ・コーギー・カーディガンは歴史紀元前1200年頃に中央ヨーロッパからウェールズへとケルト民族に連れてこられた犬だといわれています。
たいへん有用な犬で、ウェールズのカーディガンシャーに住む人たちに大事にされていました。
イギリスのヨーク公が宮廷で飼ったことがきっかけとなり、人気犬種となりました。
ウェルシュ・コーギー・カーディガンの特徴
牧畜犬としての本能がしっかりと残されており、敏捷性が高く、高いスタミナも持ちあわせています。
飼い主に対して賢く忠実ではありますが、他人に対してはたいへん警戒深いので触る際には注意が必要です。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとよく似た外観ですが、人気はほとんどペンブロークにとられてしまっています。
ジャパンケネルクラブが公開している2014年のウェルシュ・コーギー・カーディガンの登録数は72頭で、日本での人気12位を誇るペンブロークの5,612頭と比較するとその不人気さをうかがい知ることができます。
不人気とはいえ、カーディガンがペンブロークと比較して劣った犬種というわけではありません。
ペンブロークは、その昔、午後の紅茶のCMで小泉今日子と一緒に出演して人気に火が付いて大ブームが起こった犬種ですから、取り扱うブリーダーの数が違います。
市場の供給面の都合ということになります。
肥満になりやすい
街で見かけるウェルシュ・コーギー・ペンブロークの大半が肥え太っているようにも思えますが、このウェルシュ・コーギー・カーディガンも例に漏れず肥えやすい犬です。
食べ物にたいする執着心が非常に強い犬種です。
食事の与え過ぎには注意しましょう。
本来、牧場で走り回ることができる運動量を持った犬種ですので、たっぷりと運動させてあげましょう。
肥えると脊椎に負担が掛かり、歩行困難に陥る恐れがあります。
小型犬?中型犬?
ウェルシュ・コーギー・カーディガンの元の用途は牧畜犬です。
牛のかかとに噛み付いてコントロールさせていました。
牛に踏まれずに避けやすいよう、体高が低くなっているのです。
コーギーが小型犬にあたるのか、中型犬にあたるのか、判断は難しいといえます。
日本犬保存会の定めた分類ですと、30センチ程度という体高の低さからも小型犬に分類されます。
体重での分類ですと、オス14-17kg、メス11-15kgのウェルシュ・コーギー・カーディガンは中型犬の分類に入ります。
そこそこ大きくなりますし、運動量も必要ですので、お手軽に飼える小型犬には当てはまりません。
たくさんの運動が必要な小さめの中型犬とイメージしておくといいでしょう。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとの違い
一般的に日本では、コーギーというと、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのことを指すと思います。
ペンブロークとカーディガンは、同じコーギーを冠しているだけあって、非常によく似ています。
元の血統は全く違った2種類の犬ですが、同じイギリスのウェールズ地方の牧畜犬ということもあり、ペンブロークとカーディガンの交配もあったからです。
カーディガンは野性味があり、コーギーは垢抜けているという感じでしょうか。
日本でよく見かけるコーギー(ペンブローク)との違いは、まず、しっぽの長さが挙げられます。
ペンブロークは生まれてすぐに断尾するのが一般的ですので、見かけるペンブロークは愛らしくお尻が丸まっています。
それに対してカーディガンは尻尾を切断する風習がないため、尻尾は長い状態のまま垂れ下がっています。
ペンブロークに比べると、やや、胴体が長い特徴があります。
また、カーディガンはペンブロークより落ち着きのある温厚な個体が多いといわれています。
ウェルシュ・コーギー・カーディガンの飼いやすさ
寒い地方(イギリスのウェールズ地方)原産の犬ですので、高温多湿の日本の気候にはあまり適していません。
暑さですぐにぐったりしたり、皮膚に疾患を患ってしまうこともあります。
夏場はエアコンで涼しくした室内で飼育したほうがいいでしょう。
足が短く、脊椎や腰に爆弾を抱えている犬種ですので、滑りやすいフローリングの床にはじゅうたんを敷いたり、階段にはコルクを敷く処置を施すことを検討してください。
毛は二重構造のダブルコートです。
普段からよく抜けますし、季節の変わり目の生え変わりの時期は大量の抜け毛が発生します。
こまめな掃除、もしくは、抜け毛ごとき気にしないというおおらかな性格が必要です。
非常に飼いにくい犬種というわけではありませんが、いかんせん日本ではマイナーな犬種なため、迎え入れるまでが難しいかもしれません。
ウェルシュ・コーギー・カーディガンのブリーダー情報
- 〒510-0001 三重県四日市市八田2丁目2-22
- TEL:059-331-7092
- 携帯:090-1744-8059
三重県四日市市でジャックラッセルテリアとウェルシュ・コーギー・カーディガンのみを繁殖させているブリーダーです。
ウェルシュ・コーギー・カーディガンのブログ
白黒のウェルシュ・コーギー・カーディガンのみみちゃんの写真が盛りだくさんのブログです。
いろんなところに連れて行ってもらってすごく幸せそう。
あふれんばかりの愛情が感じられる素敵なブログです。
ウェルシュ・コーギー・カーディガンの動画
DOGS101のウェルシュ・コーギー・カーディガンの解説動画です。
6分23秒の動画で、解説は英語ですが愛らしい姿に言葉の壁はありません。
様々な色のウェルシュ・コーギー・カーディガンが出演しています。
元気に走り回る成犬から、愛らしい子犬まで様々なウェルシュ・コーギー・カーディガンを見ることができます。