- 犬種
- イングリッシュ・トイ・スパニエル(別名:キング・チャールズ・スパニエル)
- 原産
- イギリス
- 役割
- 愛玩犬
- サイズ
- 小型犬
- オスの体高
- 10〜11cm
- オスの体重
- 4〜6kg
- メスの体高
- 10〜11cm
- メスの体重
- 4〜6kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 0頭(2012年に1頭)
今回の記事の目次
イングリッシュ・トイ・スパニエルの歴史
イングリッシュ・トイ・スパニエルは別名キング・チャールズ・スパニエルともよばれ、イギリス王室で飼われていた愛玩犬です。
原種はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのようにマズルが長かったのですが、アジアの愛玩犬のパグや狆と交配することによって更に小さい体型になり、鼻も潰れました。
しかし、この鼻が潰れたイングリッシュ・トイ・スパニエルの流行は長く続かず、過去のスラっと伸びた鼻が好まれるようになり、このイングリッシュ・トイ・スパニエルからもう一度先祖返りした個体を掛けあわせ続けて生み出された、ある意味復活した昔ながらのスパニエルこそが、今日日本でも人気が高まっているキャバリア・キングチャールズ・スパニエルです。
今では人気のほとんどをキャバリア・キングチャールズ・スパニエルにとられてしまっていますが、その血筋は愛好家によってひっそりと継がれています。
イングリッシュ・トイ・スパニエルの特徴
鼻ぺちゃで目は小さく、また離れた場所についています。
ずんぐりむっくりで、非常に長い耳は垂れています。
尻尾もだらりと垂れています。
おとなしい小型犬で、寒さにも暑さにも強くありません。宮廷で飼われていただけあって箱入り犬です。
2014年のJKC(ジャパンケネルクラブ)の登録件数は0頭です。
過去を見ると、2012年に1頭登録された記録が残っています。
日本に全くいないわけではないが、ほとんど存在しないと考えていいでしょう。
被毛の色について
- ブラック&タン
- 真っ黒のブラックにタンがまじったものです
- トライ
- 黒と白の境目がはっきりしており、両目の上やほっぺにタンが混じったものです
- ブレンハイム
- 白地にチェスナットブラウンのマーキングが混じったもの。この色のイングリッシュ・トイ・スパニエル愛したマールボロ公の居城がブレンハイム城であったことが由来になっています。
- ルビー
- 全身がレッドのもの。その美しさはルビーに例えられるほどです
イングリッシュ・トイ・スパニエルの飼いやすさ
室内犬として飼われることが大半です。
暑さにも寒さにも弱い犬種ですので、外で飼うことはやめておいたほうがいいでしょう。
大変おとなしい犬種で、甘えたがりです。
運動量もほとんど必要ないので、はじめて犬を飼う家庭にもおすすめできる犬種となります。
元々、王侯貴族の膝の上で暖房器具代わりに抱きかかえられるために用いられていた犬種ですので、人に触れられることが大好きです。
ただし、抜け毛に関してはかなりの量が抜けますので、抜け毛を気にしないようなおおらかな人におすすめです。
少しの抜け毛も気になるような方やアレルギーの可能性がある家庭には、トイ・プードルやミニチュア・シュナウザーのような抜け毛が皆無な犬種が良いでしょう。
入手困難な点もネックです。
マイナーな犬種のため、イングリッシュ・トイ・スパニエルの入手はかなり難しいと思います。
近縁種のキャバリア・キングチャールズ・スパニエルは日本でも人気が高く入手しやすいので、そちらを検討するのもいいでしょう。
外耳炎
垂れ耳ですので、通気性が悪く、外耳炎が発生しやすいです。
茶色くべたついた耳垢が取れたり、耳の中から異臭が漂ってきたら獣医の診断を受けましょう。
イングリッシュ・トイ・スパニエルのブリーダー情報
イングリッシュ・トイ・スパニエルのブリーダーのサイトを見つけることができませんでした。
ご存知の方はメールフォームより教えて頂けましたら幸いです。
イングリッシュ・トイ・スパニエルのブログ
イングリッシュ・トイ・スパニエルを飼育されている方のブログやサイトを発見することができませんでした。
ご存知の方がいらっしゃいましたらお問い合わせよりお知らせください。
イングリッシュ・トイ・スパニエルの紹介動画
室内で撮影されたイングリッシュ・トイ・スパニエルの動画です。
本編は2分02秒です。
テレビに向かって遠吠えを続けているおちゃめなイングリッシュ・トイ・スパニエルです。