- 犬種
- オーストラリアン・キャトル・ドッグ
- 原産
- オーストラリア
- 役割
- 牧羊犬(牧畜犬)
- サイズ
- 中型犬
- オスの体高
- 46〜51cm
- オスの体重
- 16〜20kg
- メスの体高
- 43〜48cm
- メスの体重
- 16〜20kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 2頭
今回の記事の目次
オーストラリアン・キャトル・ドッグの歴史
オーストラリアの広大な土地で、主に牛を誘導することを目的として、1800年代にイギリスより持ち込まれた牧羊犬を改良して作られました。
スムース・コリー、ブルテリア、ディンゴ(タイリクオオカミの亜種)、スミスフィールド・キャトル・ドッグ、ダルメシアンなどと交配し誕生した犬種です。
吠えると牛が興奮してしまいますが、ディンゴの血が入ったオーストラリアン・キャトル・ドッグは吠えずに牛をコントロールすることが出来て重宝がられました。
オーストラリアン・キャトル・ドッグの特徴
筋肉質な体をもち、外見はややずんぐりむっくりです。
太い首、太い胸、太い足が特徴です。
耳は立ち耳で、尻尾は垂れ下がっています。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのように断尾はされません。
被毛は暑いオーストラリアの気候に対応可能なシングルコート構造です。
毛はしょっちゅう抜けては伸びてを繰り返します。
たいへん忠実で我慢強い性格なのですが、飼い主と認めた人間以外にはなびかない個体が多いです。
オーストラリアン・キャトル・ドッグの飼いやすさ
犬について熟知した人以外にはお薦めできない犬種となります。
たいへん活発な犬ですので、毎日数時間の運動が必要です。
牧畜犬としてハードな作業も平気でこなしてきた犬種ですから、単純な散歩では物足りないでしょう。
よほど犬と運動するのが好きな人か、広大な土地で放し飼い出来る環境にでもなければ、飼うことは難しいでしょう。
飼い主以外には神経質な性格ですので、しつけに失敗して噛む犬なってしまうと手の施しようがありません。
幼犬の頃からしっかりとした正しい服従トレーニングを施す必要があります。
犬のしつけを熟知した上級者向けの犬種となります。
2014年のJKCの登録件数は2頭と、大変少ないです。
日本の住宅事情に合わないためなのでしょう。
日本ではブリーダーが少なく入手も困難です。
ギネス公認の最高齢犬記録を持っている
ギネスブックに載っている今まで最も長生きした犬は、オーストラリアン・キャトル・ドッグのブルーイー(Bluey)です。
ちなみに中型犬の寿命は12歳位なのですが、ブルーイーはなんと29歳5ヶ月まで生きました。
犬は大型犬より中型犬。中型犬より小型犬と、小さくなるほど寿命が長くなるといわれています。
大型犬の平均寿命は8〜10歳。中型犬は10〜12歳。小型犬は12〜14歳といわれている中、29歳まで生きるとは驚きです。
並々ならぬ愛情がかけられたことは想像に難くありません。
オーストラリアン・キャトル・ドッグのサイト
オーストラリアン・キャトル・ドッグに魅了され、たくさんのオーストラリアン・キャトル・ドッグを飼育されている方のブログです。
オーストラリアン・キャトル・ドッグの紹介動画
オーストラリアン・キャトル・ドッグの詳しい説明動画です。
本編は3分27秒です。
本編の解説は英語ですが、元気に走り回って牛を追い回すオーストラリアン・キャトル・ドッグの姿を見ることができます。