オーストラリアン・シェパード

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犬種
オーストラリアン・シェパード
原産
アメリカ合衆国
役割
牧羊犬(牧畜犬)
サイズ
中型犬
オスの体高
51〜58cm
オスの体重
23〜29kg
メスの体高
46〜53cm
メスの体重
18〜25kg
2014年のJKCの登録件数
135頭

オーストラリアン・シェパードの歴史

19世紀頃にアメリカへと渡った移民が連れていた様々な犬が自然交配し生まれた牧羊犬です。

ボーダー・コリー、スムース・コリー、ラフ・コリー、グレート・ピレニーズなどの主にコリー系の血が多く入っています。

アメリカ原産の犬なのですが、オーストラリア原産の犬だという誤解が広まったため、このような名が付けられました。

オーストラリアン・シェパードの特徴

コリーの血を濃く引いており、体型もコリータイプの体型です。

マズルはやや短めで、愛嬌たっぷりの垂れ耳がかわいらしいです。

尻尾は短いのですが、断尾しているわけではなく、生まれ持った短い尻尾です。

被毛は二層のロングコートで、カラーはブルーマール、レッドマール、レッドトライ、ブラックトライです。

瞳の色もいくつかあり、黒、青、オッドアイ(左右の眼球の色が違う)の個体います。

体重は18キロ〜32キロと、かなりの個体差がでるようです。

ですので、個体によっては中型犬。また別の個体は大型犬となるサイズになります。

大きめの中型犬、もしくは、小ぶりな大型犬と認識しておくといいでしょう。

とっても遊び好きの犬種で、「ボーダー・コリーは子犬の頃は落ち着きがないが、オーストラリアンシェパードは生涯落ち着かない」とさえいわれています。

日本でもアジリティ競技やフライングディスク(フリスビー)競技で活躍しています。

オーストラリアン・シェパードの飼いやすさ

丈夫な体を持ったとても賢い犬ですので、しつけは容易です。

大変な運動量を必要とする犬種ですので、自転車引き出来る環境や、ノーリードで走り回れることが出来る環境でのフリスビーやボール遊びが必要になります。

たくさんの運動時間や遊びの時間が確保できない環境には不向きです。

人生をどっぷりと犬と共に過ごせる方にはとてもよい伴侶となるでしょう。

週に何度かブラシを掛けてあげましょう。(換毛期は毎日掛けましょう)

特に換毛期の抜け毛の量は相当ですので、一日何度も部屋の掃除をする覚悟を持った方か、多少の抜け毛は気にしない精神の方でないと厳しいかもしれません。

コリーアイ

コリーアイ(コリー眼異常)とは、コリー系の犬種(オーストラリアン・シェパード、ボーダー・コリー、シェットランド・シープドッグ、ラフ・コリー)が掛かる、先天性・遺伝性疾患です。

症状は軽度のものから重度のものまでありますが、視力障害が出て、最悪の場合失明します。

発症してからの決定的な対処法はありません。

乱繁殖によって引き起こされた遺伝的な疾患ですので、コリーアイを持っていない家系の犬同士で交配することにより、いずれ根絶可能だといわれています。

ですので、購入する際にはしっかりと家系を管理している信頼できるブリーダーから譲り受けるようにしましょう。

フィラリアの薬(イベルメクチン)に注意

犬にとってたいへん危険な寄生虫に、蚊が媒介するフィラリアがいます。

昔の犬の平均寿命が短かったのは、フィラリアの感染を予防している犬が少なかったからです。

今ではフィラリアの予防の薬がありますので、予防していれば安心なのですが、イベルメクチンという成分のフィラリアの予防薬はコリー系の犬に中毒症状を引き起こす恐れがあります。

フィラリアの予防に使う程度なら問題ないともいわれていますが、イベルメクチン中毒の恐れがないセラメクチンの予防薬(レボリューション)を選択すれば更に安心でしょう。

ちなみに私はボーダー・コリーを飼っていますが、イベルメクチン中毒が心配なので、掛かり付けの獣医と相談し、レボリューションを処方してもらっています。

オーストラリアン・シェパードのブリーダー情報

DOUBLESTOP KENNEL

オーストラリアン・シェパード専門のブリーダーです。

股関節や遺伝性疾患の検査を受けた両親犬での交配を行っており、健康な個体の子犬の作出にこだわっています。

オーストラリアン・シェパードのブログ

我が家にランスがやってきた

オーストラリアン・シェパードのランス君と、シベリアン・ハスキーのリッチーちゃんを飼育されています。

たくさんの愛らしい写真が紹介されていて、見ているだけで愛されていることがよくわかります。

オーストラリアン・シェパードの紹介動画


DOGS 101のオーストラリアン・シェパードの詳しい解説動画です。

本編は3分57秒です。

本編の解説は英語ですが、オーストラリアン・シェパードの歴史や、特徴が学べますし、元気に走り回る姿を見ることができます。

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犬の先祖は狼です。そしてご存知のとおり、狼は肉食動物です。

犬は肉以外も食べることができますが、雑食動物に近い肉食動物という立ち位置になるといわれています。

野生では野菜・草・果物などを食べることはありますが、ご飯や麦などを食べることはありません。

ご存知かもしれませんが、スーパーやホームセンター、ペットショップなどで格安に販売されているドッグフードのほとんどは、大量の小麦・トウモロコシなどの穀類に、香り付け程度に少量の肉や魚を混ぜて作られた粗悪なペットフードです。

人間に例えるなら、毎食、インスタントラーメンを与えられているようなものです。

本当に愛犬の健康と幸せを考えるのなら、穀物不使用で、人間でも食べられる新鮮で安全な食材を使って作られた、プレミアム・グレインフリーフードを与えることを検討してみてください。

筆者の家で飼っている犬(ボーダー・コリー)も、実家で飼っている犬(ミニチュア・シュナウザー)も、生まれた時からグレインフリーのフードで育てました。

おかげで、散歩中に様々な方から毛並みの良さを褒められます。

とはいえ、犬にとって、普段の食事が人生(犬生)にとって大きなファクターを占めている楽しみでもありますので、犬の幸せを考えるとガツガツと食べる美味しいドッグフードであることは最低条件です。

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