- 犬種
- イビザン・ハウンド
- 原産
- スペイン(バレアレス諸島)
- 役割
- 猟犬
- サイズ
- 大型犬
- オスの体高
- 59〜70cm
- オスの体重
- 23kg
- メスの体高
- 57〜66cm
- メスの体重
- 20kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 0頭
今回の記事の目次
イビザン・ハウンドの歴史
イビザン・ハウンドは、原始的というか、古代犬のような雰囲気をもつスペイン原産のスピッツ系の犬種です。
スペインやヨーロッパではポデンコ・イビセンコと呼ばれ親しまれています。
この犬はスペインのバレアレス諸島(イビサ島、マジョルカ島、フォルメンテラ島、ミノルカ島)原産の犬となります。
この個性的な姿の犬は、5000年以上も前の古代エジプトの犬がルーツだといわれています。
5000年以上前の古代エジプトの遺物に残された彫刻や絵にはイザビン・ハウンドによく似た犬の姿が残されています。
それらの犬がファラオ・ハウンドやカナリアン・ハウンドなどと共通の祖先だと考えられています。
それらの犬が8世紀になって、フェニキア人と共に、スペイン沖のバレアレス諸島イビザ島に渡りそこで世間から隔離された状態で長期間にわたって純粋に守られてきました。
この犬は狩猟に長けた犬種で、視力、嗅覚、視覚の全てを駆使して、ウサギの探索、捕獲をしていた万能的な猟犬です。
ただし、最近のDNAの研究によりますと、古代犬の中にイビザン・ハウンドは含まれないという結果が出ています。
比較的近年に、この犬種の改良のために何らかの犬種が関わっているようで、現在も議論が続いています。
イビザン・ハウンドの特徴
スリムな体型で、耳が立ち、顔が長い美しい外貌をしています。
軽快でバネのようにしなやかな体躯は、信じられないほどの跳躍力で、低い塀などは飛び越えてしまいます。
コートは硬い毛で、スムースヘアードタイプとワイアーヘアードタイプの2タイプが存在します。
どちらもスペイン本国では人気が高く、町中でもよく見かけることができます。
イビザン・ハウンドの飼いやすさ
運動量が多く、独立心も大変強い犬種です。
はじめて犬を飼う初心者が扱える犬種ではないでしょう。
また、国内ではほとんど出回っていない犬種ですので、どうしても飼いたい場合は、海外から輸入する必要があるでしょう。
被毛はスムースヘアードの方であれば、汚れた時に雑巾などで拭くか、まれに獣毛ブラシでブラッシングする程度で十分です。
ワイヤーヘアードタイプは毛が絡まってしまうので、時々ブラシをかけて無駄な毛を処理しましょう。
従順で賢く、飼い主や家族にも愛情をもって接します。
飼い主と一緒ならば、どのような環境にも適応することができるでしょう。
ただし、元気いっぱい走り回ることが大好きでな犬種ですので、都会生活にはやや不向きです。
自転車引きや、ノーリードが許される安全な広場やドッグランのような場所での自由運動の時間をとってあげたいところです。
暑さには強い犬種ですが、寒さに弱いので、冬場は暖かい寝床を用意してあげましょう。
イビザン・ハウンドのブリーダー情報
JKCの登録件数も0件ですし、検索してみてもブリーダーのサイトを見つけることができませんでしたので、日本にはブリーダーがいらっしゃらないのかもしれません。
もし日本で繁殖されている方のサイトなどご存知の方がいらっしゃいましたら、メールフォームよりお知らせ頂けましたら幸いです。
イビザン・ハウンドを飼育されている方のブログ
イビザン・ハウンドを日本で実際に飼育されている方のブログやサイトを見つけることができませんでした。
実際に飼育されている方のサイトやブログをご存知の方は、メールフォームから教えて頂けましたら幸いです。
イビザン・ハウンドの紹介動画
イビザン・ハウンドの紹介動画です。
本編は2分33秒です。
音声は英語ですが、イビザン・ハウンドの特徴が解説されています。
イビザン・ハウンドの遠い祖先共思われる古代エジプトの壁画や彫刻も紹介されており、歴史を学ぶことができます。