- 犬種
- 紀州犬
- 原産
- 日本
- 役割
- 猟犬
- サイズ
- 中型犬
- オスの体高
- 49〜55cm
- オスの体重
- 18〜25kg
- メスの体高
- 46〜52cm
- メスの体重
- 15〜20kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 25頭
歴史
紀州犬は和歌山県原産の中型の日本犬です。
紀伊半島の和歌山県や隣接する三重県の山岳地帯で太地犬、熊野犬、日高犬、高野犬、明神犬、那智犬としてイノシシやウサギ、鹿などの狩猟犬として用いられていました。
1934年(昭和9年)には日本の天然記念物に指定される際に上記の犬はすべてまとめられ、紀州犬とされました。
現在、一般的に見られる紀州犬は頭の大きな猟犬の形ではなく、頭が小さなペットタイプのものが多くなっています。
特徴
力強さを感じさせる体躯と筋肉が良く発達した四肢を持ち、三角形の立ち耳で、尻尾は巻き尾か差し尾で、目は目尻が少し吊り上がっています。
被毛は硬い直毛の上毛を持ち、下毛は柔らかいものが密生しています。
被毛の色は白・赤・虎・胡麻などですが、白が圧倒的に多くみられます。
白が多くなった理由は、白色系の日高犬の人気が高かったため、白色系の犬が好まれたからです。
また1950年頃は日本スピッツやマルチーズなど、白い犬が人気であったことも理由の一つだと考えられます。
現在でも白地以外に有色の個体も存在していますが、全体の5%ほどにとどまっているようです。
イノシシ狩りを最も得意としています。
飼いやすさ
体は丈夫で遺伝的な疾患も少なく、手入れも容易な犬種です。
猟犬の血を維持した勇猛果敢な性格で、自分の主人には忠誠を誓いますが、警戒心は高く、見知らぬ人は相手にしません。
現在では猟犬タイプよりペットタイプが一般的となっていますので、温厚でおとなしい性格になってきていて一般家庭でも飼いやすくなっては来ていますが、それでも警戒心が強く、場合によっては危険な犬種となることもありますので、トレーニングはしっかり行いましょう。
2015年9月14日、女性の腕を噛み、警察官に13発発砲され射殺された犬も紀州犬です。
全ての紀州犬が危険な犬というわけではありませんが、飼い主が上手にトレーニングできななった場合、極めて危険な犬になってしまうことがあることを理解しておきましょう。
犬を飼うのが初めての方や、しつけに自身がない方は、攻撃性が高めの和犬ではなく、攻撃性の低い洋犬から始めて見ることもおすすめします。
古くからの日本の土着犬ですので、寒さ、暑さにも比較的強く、外飼いも可能です。
ただし、近年の異常気象といっても過言ではない、夏場の暑さはさすがに厳しくなってきていますので、熱中症・日射病にならないよう、意識してあげましょう。
運動量が必要な犬種です。
運動は毎日朝夕1時間くらいは散歩をさせてあげるようにしましょう。
主人以外には警戒心が強いので番犬向きですが、子犬の頃からたくさんの犬や、色んな人間と触れ合わせることによって、人間好きな穏やかな性格になります。
白い被毛のタイプは、汚れが目立ちますので、こまめに洗って美しさを維持しましょう、
紀州犬のブリーダー情報
- 三重県南牟婁郡紀宝町鵜殿1011-19
- 電話:0735-32-0860
紀州犬を繁殖されている犬舎です。
- 大阪府泉佐野市羽倉崎1-5-15-1
- 電話:072-469-6059
- 携帯:090-3973-1113
紀州犬をはじめ、柴犬、秋田犬を繁殖されている犬舎です。
携帯:090-5580-8226
紀州犬を繁殖されている方のサイトです。
電話:073-459-1187
展覧会で賞を取る犬も作出されている犬舎です。
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紀州犬の紹介動画
紀州犬の紹介動画です。
本編は2分0秒です。
家の中でくつろぐ、白い紀州犬をじっくりとご覧いただけます。