- 犬種
- チベタン・スパニエル
- 原産
- チベット
- 役割
- 愛玩犬
- サイズ
- 小型犬
- オスの体高
- 38-41cm
- オスの体重
- 9~11kg
- メスの体高
- 38-41cm
- メスの体重
- 9〜11kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 26頭
歴史
チベタン・テリアはチベット原産の愛玩犬です。
名前にはテリアとついていますが、テリアのような犬という意味でつけられたもので、テリア犬種ではありません。
被毛はどこまでも伸び続けます。
この犬の原産地のチベットでは、夏季になると毛を狩り、中央アジアに生息しているウシ科の動物であるヤク(野牛)の毛と混ぜて柔らかい布に織り上げられていました。
チベットではこの犬を幸運をもたらす神聖な犬として、とても大事に扱われていました。
チベットのロストバレーにあるラマ教徒の修道院で2000年間に渡り血統を維持されていたようです。
14世紀の大地震で修道院に通じる道が通行不能になり、チベタン・テリアは長期に渡り外界と隔絶されていました。
世界に知られるようになったのは1920年になってからのことで、インドの医者がチベットのロストバレーを訪れた際にチベタン・テリアを手に入れ、それをイギリスに持ち帰ったことにより認知されるようになりました。
イギリスではそれなりに人気のある犬種ですが、日本での登録件数は2014年度で26頭と、まだマイナーな犬種だといえるでしょう。
特徴
チベタン・テリアは、シー・ズーやチベタン・スパニエルといった犬が大事にされていたチベット原産の犬です。
チベットの人々は犬を大切にしてきたことが伺い知れます。
チベタン・テリアにテリアの名が与えられたのも、猟犬としても使われていたからです。
長い被毛で屋内でも屋外でも問題なく飼育出来れる点もテリア犬種に似ています。
ただし、あくまでも見た目や性質が似ているだけで、本物のテリア犬種ではありません。
被毛の毛質は羊毛のようになっていて、毛色はチョコレート、赤褐色以外のものが認められています。
飼いやすさ
好奇心旺盛な性格で、賢く、運動も好きな活発な犬種です。
室内での遊びだけでは運動量が不足しますので、朝晩30分程度の散歩に連れて行ってあげましょう。
車酔いもしにくいので、遠くに連れて行ってあげることも容易です。
被毛が伸び続ける犬種です。被毛が目に入ると角膜炎のような眼疾患の原因になる恐れがありますので、目に入らないようにカットするか、リボンで結んで上げるといいでしょう。
この被毛はもつれて毛玉になりやすいので、毎日しっかりとブラッシングを行いましょう。
サイズも小型犬で日本の住宅事情にも合っていますし、抜け毛も少なく、頭も良くて堂々としている、とても欠点の少ない犬種です。
攻撃性も低いので、他の犬とすれ違っても喧嘩を仕掛けることもありません。
周囲の状況を注意深く観察し、自分で判断をしながら行動できる賢い犬なのですが、独立心が高いため、その分わがままであったり、納得出来ない命令には従わないといった、頑固な一面もみられます。
知らない人は警戒し無愛想ですが、家族には深い愛情をもっています。
長い被毛はもつれやすいので、毛玉を防ぐために毎日のブラッシングが欠かせません。
定期的なトリミングも行いましょう。
チベタン・テリアのブリーダー情報
- 埼玉県羽生市堤191-5
- 048-565-0606
埼玉県のチベタン・テリアを専門に繁殖されている犬舎です。
日本で最初にチベタン・テリアを輸入した犬舎です。
- 静岡県袋井市延久162-1
- 電話:0538-42-9463
- 携帯:090-3250-5416
静岡県でチベタン・テリアを繁殖されている犬舎です。
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チベタン・テリアの紹介動画
チベタン・テリアの解説動画です。
動画本編は2分47秒です。
チベタン・テリアについて学べます。
解説は英語ではありますが、元気に動き回るチベタン・スパニエルの愛らしい姿をお楽しみください。