ファロー四徴症(ふぁろーしちょうしょう)とは、生まれつき心臓に
このページでは犬のファロー四徴症についての症状、原因、治療方法、予防方法を解説いたします。
ただし、あくまでも参考として捉えてください。
決して当ページの内容だけで素人判断はせず、問題がありそうな場合は速やかに獣医師に相談してください。
今回の記事の目次
症状
- 呼吸困難
- 咳
- 腹水
- 運動ですぐに疲れる
- 元気がない
- 発育不良
- 肺水腫
- 四肢の浮腫み
- チアノーゼ
運動による呼吸困難や、疲れやすく、舌や唇などが紫色になるチアノーゼを起こしたり、貧血を起こして倒れるなどの症状が出ます。
重度の場合にはチアノーゼ(歯茎などの粘膜が白くなる)、貧血を起こして倒れ意識がなくなるといった症状も見られます。
原因
心臓の先天的な病気です。
- 肺動脈狭窄(A)
- 大動脈騎乗(B)
- 心室中隔欠損(C)
- 右心室肥大(D)
心臓が上記の4つの異常を持っているため、酸素が体内に十分に行き渡りにくくなります。
先天的な心室中隔欠損症に掛かる事例が多い犬種
- キースホンド
- ブルドッグ
上記の犬が発症率が高めではありますが、それ以外の全ての犬種で発症する可能性はあります。
治療
対症療法として薬を内服する内科療法や運動制限を行います。
ただし、完治は望めません。
完治を目指しての治療ではなく、症状を緩和させ飼い犬への負担を減らすための治療となります。
チアノーゼや貧血の発作を繰り返すようであれば、あまり長くは生きられないでしょう。
予防方法
ファロー四徴症は先天性の病気のため、予防をすることはできません。
完治もいたしませんので、この病気と上手に付き合っていくことが重要です。