結膜炎とは結膜に炎症を生じた状態のことをいいます。
このページでは犬の結膜炎について解説します。
当ページの内容はあくまでも参考として捉えて下さい。
決して当ページの内容だけで素人判断はせず、異常が見られる場合には、速やかに獣医師に相談してください。
症状
目の結膜に炎症が生じた状態を結膜炎といいます。
目だけの疾患の場合と、全身性の疾患の一つの症状として起こる場合があります。
まぶたの裏側が赤く充血し、涙や目やにが見られます。
まぶたのまわりに痒みや痛みが生じるため、犬はしきりに目を気にして、こすったりすることによって、腫れ上がります。
原因
犬の被毛やまつ毛、ほこりなどの異物が入り込んで起こる場合や。細菌性のもの、ウイルス性のもの、アレルギー性のもの、薬物によるものなど様々な原因が考えられます。
治療
犬の目に異物が入っている場合には取り除き、ぬるま湯に浸した脱脂綿で目をふいてあげます。
それでも症状が改善しない場合は動物病院で処置を受けましょう。
軟膏や点眼剤を使い、必要な場合には抗生物質などの内科療法もとられます。
全身性の疾患の一つとして結膜炎が発症した場合には、元となる病気の治療を行います。
予防方法
犬の目に毛やまつげが入っている場合には取り除いてあげます。
断続的に異常が出る場合には、動物病院で診断してもらいましょう。
目を気にして引っかかないようにする対策
すでに角膜裂傷になっており、それ以上ひどくならないための予防としては、エリザベスカラーの装着があげられます。
犬は違和感を覚えている部位をどうしても前足で掻いてしまいがちですので、悪化させないためにもエリザベスカラーはオススメです。
食べ物のアレルギーが原因の場合
アレルゲン由来のアレルギーによるものの場合、食べ物を変更することによって治る可能性が高いです。
完全に全てのアレルゲンを特定することはできませんが、おおまかなアレルゲン調査は、動物病院の血液検査で調べることが可能です。
犬は特に小麦由来のアレルギーが多いとされていますので、グレインフリー(穀類不使用)のOrijenはオススメのドッグフードになります。
というのも、日本のいい加減な法律とは違い、オリジンを製造しているチャンピオンペットフーズ社があるペット先進国カナダでは、人間の食料品と同じレベルの安全性がドッグフードにも求められています。
また、動物由来ですと犬はチキンのアレルギーが多いのですが、オリジン6Fishのようなチキン以外の素材を使ったドッグフードも開発していますので、アレルゲンを避けたペットフードを選択することが可能です。