2015年12月13日に放映された朝日放送のテレビ番組、ペットの王国ワンだランドのレポート記事をお送りします。
前回は日本全国の動物園から揃えたれた、大人気の動物スターを特集した放送57回目のペットの王国ワンだランドの感想記事をお送りしました。
今回は横尾渉さんが、沼津港に深海魚の漁に出て、水族館に展示する深海生物を集めます。
どのような珍しい魚が採れるのでしょうか。
番組後半では猫が27匹も暮らす福井県の猫寺に密着します。
今回はそれでは、第58回目の放映分のレビューをお送りします。
今回の記事の目次
水族館に展示する深海生物の捕獲現場へ密着
以前、篠田麻里子さんが取材された世界唯一の深海水族館の沼津港深海水族館。
ここの水族館の水槽に入る深海魚を採る涼に、今回は横尾渉さんが同行しました。
駿河湾の水深は2500メートル。そのすぐ近くにあるのが、沼津港深海水族館です。
- 静岡県沼津市千本港町83番地
- 電話:055-954-0606
- FAX:055-954-0607
- 大人(高校生以上)1,600円
- こども(小・中学生)800円
- 幼児(4才以上)400円
こちらの水族館は今、大人気のスポットで、年間入場者数は約42万人。
館内には60種類2000匹以上の深海生物が展示されています。
さて、これらの深海生物はどうやって捕獲されているのでしょうか。
今回は深海生物の捕獲領へ同行します。
朝5時に港にやってきた横尾渉さん。
無視は苦手だけど海は大好きで船酔いにも強いので、今日は頑張りますとのことです。
沼津港深海水族館の館長の石垣幸二さんに同行させて頂くことになりました。
(石垣幸二さんの著書。クリックで詳細ページへ)
石垣さんは深海生物に関する本を数多く執筆されている深海生物の第一人者です。
さっそく、捕獲漁に出航しました。
水族館に展示する深海生物は捕れるのでしょうか。
出稿しておよそ1時間後。沼津港から約20kmほどの沖合にやってきました。
深海生物の捕獲には、海底に網を投入し、1時間ほど引っ張って集める底引き網漁で行います。
この船は環境の変化に弱い深海生物をきちんと管理ができるような設備が整った深海専門の船です。
今日の狙い
- 深海のキング・オブ・ブサイク:ブロブフィッシュ
- 深海のアイドル:メンダコ
- 深海のスーパーモデル:サナダミズヒキガニ
- 深海のオシャレ番長:ミドリフサアンコウ
- 深海の千手観音:センジュエビ
- 深海のど根性ガエル:アカグツ
- 深海のAKB48:ベニテグリ
深海のキング・オブ・ブサイク【ブロブフィッシュ】
この魚はぶよぶよで、顔がぐしゃっと崩れてしまうため、イギリスでは世界で最も醜い生物のランキングの第1位にも輝いています。
網を引いて1時間
網を引いて1時間が経ちました。
どんな魚が捕れたでしょうか。
網を上げると沢山の魚が入っています。
今回捕獲に成功した深海生物は30種類500匹以上です。
カスザメ
- 生息水深:100〜300メートル
- 英語名はAngel Shark(天使のサメ)
網の中には平べったいサメが入っていました。
カスザメというサメで、とてもザラザラとしています。
実はこのカスザメの皮はわさびをすりおろす際にも使われているそうです。
水族館に連れて行くと、大きな口を開け、小さな魚は全て食べてしまうため、水族館向きではありません。
また、食用としても使われていないため、生きていいるうちに海に返してあげました。
サンゴイワシ
- 生息水深:300〜1000メートル
- 腹側と体側に発光器をもつ
発光器がお腹にある理由は、深海とはいえ、僅かな太陽の光は上から降り注ぎ、自分の下には影ができます。
その影ができないようにお腹を光らせているそうです。
カガミダイ
- 生息水深:200〜300メートル
- 体が鏡のように美しく、ウロコがない
特徴は餌を食べる際に口が伸びるところです。
口を伸ばし、海水とともに餌を吸い込んでしまいます。
サナダミズヒキガニ
- 生息水深:80〜300メートル
- ハサミあしが強直な武器
深海のスーパーモデル、サナダミズヒキガニです。
力がないため、自力では立ちあがれません。
ベニテグリ
深海のAKB48 ベニテグリです。
おちょぼ口で可愛い顔をしています。
センジュエビ
- 生息水深:150〜500メートル
- 8本のハサミあしを持つ
深海の千手観音 センジュエビです。
10本の足のうち、8本がハサミあしです。
今回の漁では7種類の目標のうちの3匹の捕獲に成功しました。
深海生物の捕獲漁はまだまだ続きます。
続きは次週放映予定です。お楽しみに!
お寺に猫が27匹。福井県の猫寺のレオ君に密着
今回は久々の猫の特集です。
番組にもっと猫を出すように声がきていいるらしいです。
正直、私はもっと犬を出して欲しいと思っているのですが、猫派の人は猫をみたいでしょうし、バランスよく放映されていくのでしょうか。
今回はワンだランドのポーズが、ニャンだランドになりました(笑)
レオは13歳の猫です。
別に怒っているわけではないのですが、普段からユニークな表情を浮かべていて、みんなからはブサカワといわれています。
レオは知る人ぞ知る人気猫で、彼に会うために全国から人が訪れているそうです。
福井県越前市は平安時代に紫式部が住んでいたと言われている由緒ある街です。
その山間にある曹洞宗 御誕生寺(ごたんじょうじ)がレオたちの住処です。
元曹洞宗管長 板橋興宗によって2002年に建てられた修行寺です。
このお寺には別名があり、それは、猫寺です。
ここには猫が27匹住んでいて、お寺の境内で自由気ままに過ごしています。
人間にもとてもなれていて、人の膝の上でも大人しくしています。
一番人気の猫がレオです。今回はレオについて色んな所を見学します。
本堂
本堂では修行僧のみなさんのお経を聞きながら、境内で昼寝をするのが日課です。
普段、レオは大変無愛想です。
そんなレオが一番人気の理由は、たまに見せる甘えた顔。このツンデレ具合がファンにはたまらないそうです。
猫小屋
猫たち専門の小屋が用意されています。
冬は猫が寒がらないように、湯たんぽや暖房器具もいれてくれています。
このお寺は猫にとって、ほんとうに天国のような場所なんです。
供養塔
本堂の裏にはペットの供養塔があります。
御誕生寺はペットにとても優しいお寺なので、ここで成仏して欲しいと、県外からも多くの人が無くなったペットの納骨に訪れるそうです。
しかし、連れてこられるのは亡くなったペットだけではないようです。
猫を捨てに来る飼い主も
猫を捨てに来た人間の姿が、お寺の防犯カメラに映っています。
動物に優しいお寺だと聞きつけた飼い主やブリーダーが、要らなくなった猫を捨てにやってくるそうです。
それが、御誕生寺に沢山の猫が住んでいる理由です。
レオは留学生だった飼い主が、外国に帰ってしまったため、御誕生寺に引き取られました。
一時は80匹まで増えた猫ですが、お寺の人たちは去勢手術を行い、病気を治療して新しい飼い主を探してくれています。
御誕生寺がきっかけで新しい飼い主が見つかった猫は250匹以上にもなります。
今は27匹まで減りましたが、今でも捨て猫は後を絶ちません。
猫の食料庫
食料庫の中には猫のご飯が山程あります。
これらは御誕生寺での活動に賛同した人から送られたキャットフードです。
もちろんキャットフードだけではなく、多くの人に寄付も頂いています。
寄付をしてくれた人にはプレゼントを用意するなど、お寺の人も感謝の気持ちは忘れません。
お寺からのお気持ちとしまして、なにかお印をと思いまして、こちらでしか手に入らないものをちょっと遊び心を出してお持ち帰り頂いておりますとおっしゃっていました。
猫の医療費は保険が効かないため高額ですが、みなさんの寄付でなんとか成り立っています。
猫のご飯は朝7時と夕方の15時30分の1日2回。
ごはん作りは修行僧の皆さんが、当番制で行っています。
治療をして歯を抜いている猫も多いので、硬いドライフードだけではなく、やわらかい猫缶もたっぷり入れられます。
ごはん作りが始まると、匂いにつられて猫たちが沢山集まってきます。
観光コースの一部にも
御誕生寺は観光コースの一部にもなっていて、観光バスがやってくるほどの人気です。
特に猫たちの食事の時間は人気だそうです。
餌は半分に切った塩ビパイプの上にぶちまけられ、猫は横一列に並んで食事を行います。
最新の飼育数のデータ
- 犬:10万3千匹
- 猫:9万9千匹
犬の飼育数に猫の飼育数が追いつこうとしている、空前の猫ブームです。
なぜ猫が、そんなに人気なのか、渋川動物公園のワンだランド専属動物解説員の宮本園長先生に聞いてみました。
「猫は人間に媚を売らない。犬はしっぽを振ってじゃれつき回ってくるけど、猫はめったにそういうのはいない。しないところに良いところがある」とおっしゃっていました。
犬と猫の魅力については当サイトでも犬と猫のどちらを飼うことがお薦めですか?という記事で解説していますので、ぜひ、御覧ください。
社務所
食事を終えたら社務所に入り、流し台に上り、蛇口から出る新鮮な水を飲みます。
飲み終えたら外に出ていき、観音様の前でおしっこをします。
猫好きな人は福井県に行った際に、ぜひ寄りたいお寺でした。
御誕生寺では猫の里親を毎日募集しています。
気になる方はお寺にいって、ぜひ、検討してみるといいでしょう。
コメント
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