2014年12月28日に放映された朝日放送のテレビ番組、ペットの王国ワンだランドのレポート記事をお送りします。
前回は世界中で大人気になった柴犬のまるが登場した放送11回目のペットの王国ワンだランドの感想記事をお送りしました。
今回の芸能人のこだわりワンだランドは、ゲストの前田典子さんが飼育しているチワプーのトイレトレーニングについてをお送りします。
特集はしつけのプロに飼われているベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールです。
とても活発な大型犬でも、しつけのプロが正しくしつけをすれば、マンションでも不自由なく飼うことができる証明となっています。
集合住宅で大型犬を飼いたいと考えている人にはとても参考になると思います。
それでは、第12回目の放映分のレビューをお送りします。
今回の記事の目次
前田典子の飼い犬の大きな悩み
今回の芸能人のこだわりワンだランドは、前田典子さんが飼育している、プードルとチワワのMix犬(チワプー)のグッチ君(3歳)です。
トイプーより少しだけ足が短いのが特徴となっています。
前田典子さんは、愛犬の散歩について悩んでいます。
というのも、散歩に行かないとトイレを我慢してしまうので、どんなことがあっても散歩に行かなくてはいけなくなったからです。
確かに、外でしかトイレをしなくなるわんちゃんは結構存在しますよね。
雨の日の犬の散歩はどうしたらいいのかの記事でも書きましたが、私の実家で飼っているミニチュア・シュナウザーが外でないと排泄を行いません。
前田典子さんは、散歩行けない時は家の中でして欲しいと考えていらっしゃいますので、家の中でもトイレをしてくれるようにトレーニングすることとなりました。
家でトイレが出来ない犬の解決策とは
- 所在地;東京都文京区春日2-10-15 志知ビル1F
- 電話:03-5689-3774
文京区にある、ペットホテルや犬の幼稚園、飼い主と犬が一緒にしつけを学べるしつけ教室などを運営されている施設です。
前田典子さんはここでトイレトレーニングを行うこととなりました。
最初にトレーナーの方が、「昼間は放し飼いですか?」と尋ねてらっしゃいました。
グッチは昼間は放し飼いで夜はケージ内で眠るようです。
放し飼いをしてしまうと、犬は家中が全て自分のスペースだと認識します。
犬は習性で、自分のテリトリーは排泄などで汚したくないという理由から、外でしかしなくなります。
ハウスのケージと、トイレを同じ場所にしていると、トイレトレーニングがうまくいかないことと同じ理由ですね。
人間に例えれば、寝室のベッドのすぐ横に、トイレとしてバケツがおかれているようなものです。
家でトイレができるようになる2つのポイント
普段からハウスで過ごす習性を付けさせます。
それによって、ハウス内の狭い空間のみを自分のテリトリーだと認識させます。
その状態でハウスの外にトイレを設置しておけば、そのトイレはテリトリー外ですから、利用するようになるという寸法です。
室内でのトイレを覚えさせるには、散歩に行く前にトイレで待機して、おしっこをするまで待ちます。
おしっこができたら、たくさん褒めて、そこから散歩にいきます。
トイレでおしっこをすれば、散歩に連れて行ってもらえるということを教えるわけですね。
いきなり、初日にトイレができることはないでしょうから、できるようにまで2、3日は散歩を我慢ということになります。
前田典子さんはこの方法で現在、家でのトイレ訓練に挑戦中だそうです。
うまくいくといいですねー。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール
今回登場するわんちゃんは、ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールのムサシくん(10歳)です。
ベルギー原産の牧羊犬で、独立心が旺盛でエネルギッシュです。
警察犬や見はり役、情報伝達係などで活躍していました。
シェパード(牧羊犬という意味)の名の通り、何時間も走り続けることができるパワーあふれる犬種です。
飼い主に従順で頭がよく、常に家族や飼い主を守ろうと努力します。
(この写真はムサシくんのものではありません)
ムサシくんは人間の年齢でいえば50歳過ぎです。
茨城県つくば市マンションに住んでいて、朝7時になるとお父さんに連れられ、ゴールデン・レトリバーのあんず(9歳)と一緒に仕事先に向かいます。
ペットの学校が仕事場
- 所在地:茨城県つくば市沼田578
- フリーダイヤル:0120-816-298
- 電話:029-866-2800
- FAX:029-866-2350
ここは、美容師や看護師などペットのスペシャリストの人材育成を行う専門学校です。
お父さんの仕事はこの専門学校のドッグトレーナー育成コースの先生です。
ムサシくんはデモンストレーション犬として、生徒のみなさんに完成形を見せています。
相棒のあんずちゃんはじゃまをするばかりですが(笑)
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは、とにかくものすごく運動が必要なエネルギッシュな犬です。
放っておけば倒れるまで動き続けるので、様子を見ながらコントロールします。
つくば国際ペット専門学校は生徒200人で、みんなが犬を連れて通学してくるのが珍しいですね。
この学校では入学と同時に、パートナー犬として子犬を飼うことが義務付けられており、犬と一緒に成長していくそうです。
パパもこの専門学校の卒業生です。
パパはベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールのことを、運動好きとは知らずに、一目惚れで選んだそうです。
自分で選んでおいて、あまりのエネルギーに後悔した時もあったそう。
余計な苦労を背負ってしまったように思ってしまったこともあるとおっしゃっていました。
確かにアクティブドッグの子犬の頃のエネルギーはとんでもないですからね。
家で飼っているボーダー・コリーも、子犬の頃はとんでもないほど暴れまわっていました。
ある日突然、ぴたっとおとなしくなったのですが、子犬の頃は苦労すると聞いていたけど、ここまでとは…と思ったものです。
ムサシは隣接しているつくばわんわんランドで生まれました。
- 所在地:茨城県つくば市大字沼田579
- 電話:029-866-1001
- FAX:029-866-0281
つくばわんわんランドは85種類500頭の犬がいるテーマパークです。
生徒たちが飼っているパートナー犬もこのテーマパーク出身だそうです。
ちなみに関根勤さんの愛犬ライルもここで生まれました。
車を降りて、草むらの当たりでお父さんが「ワンツーワンツー」と呼びかけると、おしっことうんちをします。
コマンドひとつで排泄するようにトレーニングしました。
コマンドでおしっこやうんちをさせるトレーングの方法は、まず自由に散歩させて、周りを嗅ぎはじめおしっこをはじめたら、それに合わせて「ワンツーワンツー」といいます。
それを繰り返しているうちに、ワンツーといわれるとおしっこをするようになります。
おしっことうんちが終わったら、学校の中にあるハウスで授業が始まるまで待機です。
学校の中にはケージがたくさん集められた部屋があり、家で犬を飼うことができない生徒さんの犬は、その部屋に泊まることになります。
授業が始まる前に、生徒全員でケージ内の掃除を行います。
犬をケージに入れている生徒も、入れていない生徒も関係なしにケージの掃除を行います。
これは、将来ペット関係の仕事をするようになたっときに絶対必要なことで、他人の世話をするのは当たり前だという感覚を身につけるために行うそう。
大変な作業ですが、極めて役に立つ経験だそうです。
犬への伝え方を考える
よく、「どうしてこの子は言うことを聞いてくれないんだろう」と悩む方がいらっしゃいますが、実は犬は言うことを聞いているそうです。
ただ、間違った伝え方をしているために、飼い主が期待するようなレスポンスを返してこないだけだそうです。
伝え方を変えなければ犬は変わらないとおっしゃっていました。
アジリティのお手本にもなっているムサシくんは、しっかりと生徒さんの模範になっていました。
普通に人間が生活している生活環境で犬を飼う以上、ある程度のしつけは必要
すごい技なんてできなくてもいいので、人の社会において迷惑をかけない、最低限のマナーがついていれば、それは立派な犬だといえるとおっしゃっていました。
確かに全くもってそのとおりですね。
飼い主を強く引っ張ったり、子どもや猫、自動車などに反応したりといった行動をせず、無駄に吠えたりせず、穏やかに過ごせる犬は、それだけで良い犬と言えると思います。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの手入れ
ムサシくんは二週間に一度モデルとして実習に協力しているので、いつも美しい被毛を保っています。
こればかりは、良い環境にいると認めざるをえませんねー。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは被毛の量も、抜け毛も大変多い犬種ですので、ブラッシングは最低週に1回は行う必要があります。
冬になるとアンダーコートの毛が増えるので3日に1回はブラッシングを行ってあげましょう。
大型犬の集合住宅での生活
ムサシくんとあんずちゃんは、3LDKのマンションで1家5人と一緒に暮らしています。
集合住宅で大型犬二頭は狭くて大変だという印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、家の中で静かに暮らすことを教えれば大丈夫だそうです。
住む環境が大きくないと大型犬を買えないというわけではないとおっしゃっていました。
静かに暮らすことの教え方ですが、静かな落ち着いた状態で声を掛けることが重要だそうです。
犬は必死に騒いでアピースして、意思を伝えようとします。
静かに落ち着いているときに、ゆったりと声をかけてあげたり、触ってあげれば、「騒がずに静かにしていてもご主人様は相手をしてくれる」と理解してくれるようになります。
食事や健康管理
ご飯は朝夕2回、シニア犬用のドッグフードのみをもらっています。
月に1度は体重測定をしているそうです。
ちなみにうちの犬(体重13kgのボーダー・コリー)は基本的に毎日Wiiフィット プラスで毎日体重を測って記録しているのですが、人間と違ってほとんど体重は動きませんね。
かなり動いた日でも+-200グラム程度で、多くの場合は前日と一切変わらない数値がでます。
散歩
朝5時半から散歩にでかけます。
ムサシは散歩が大好きで、若い時は朝夕10kmづつ走ったそうです。
犬は本来、本能でなわばりにマーキング行為を行うのですが、ムサシは本能でやるマーキングをダメだとしつけられていますので、マーキングも行いません。
お父さんは本能でやることまでダメだとしつけている分、人間が犬がやってあげられることをしないといけないと考えており、朝夕4〜5キロづつは歩かせてあげているそうです。
しつけのコツ
叱るときに名前を出してはいけない
ダメな例:「タロウ! ダメ!!」
怒るられるときに自分の名前を呼ばれると、自分の名前を呼ばれるだけで怒られていると考えるからです。
目を合わせない
犬は無視されることを何よりも恐れます。
怒るときに目を合わさないようにしておけば、無視されてしまうくらい悪いことをしたと理解させることができます。
口調は厳しく
厳しく低い声で怒りましょう。
猫なで声のような感じで怒ると、褒められている、遊んでくれていると勘違いされてしまい、悪いことをしたら飼い主が喜んでくれると理解し逆効果になります。
毅然とした態度で、低い声で叱りましょう。
ペットの王国ワンだランドテーマ曲 ワンニャンパラダイスの動画
歌詞
ワンワン ニャニャニャン
ワンワン ニャニャン
プードル ヌードル ホットドッグにブルドッグ
オカメインコは おかめはちもく
キミは ヨーキー ファンキー モンキー
しばしばみかける 忠犬 おりこう
アメリカンな ビューティーが ショートヘアーで Hey ニャンキー!!
ポチ コロ シロ クロ タマ ミーコ 呼べばこたえる
ワンワン ニャンニャン
Love Love Love Love ラブラドールダックス レックス シェットランドに アイランド
ダルメシアンは ダルマ 知らんぞ
キミは ジャーキー ヤンミー ベイビー
ドキドキしている 土佐犬 ファイター
マルタ島から やってきた マルチな アイツが ハイ チーズ!!
ミケ トラ チョコ ブチ チビ タロー みんなつまれ
ワンワン ニャンニャン
カメ カメ カメ カメ カメハメハ(ちゃうちゃう)
Love Love Love Love ラブラドール(OK!)