2015年8月2日に放映された朝日放送のテレビ番組、ペットの王国ワンだランドのレポート記事をお送りします。
前回は始球式で使うボールを運ぶベースボール犬に密着した放送39回目のペットの王国ワンだランドの感想記事をお送りしました。
今回は夏休み特集で、動物園の裏側に密着します。
麻里子のもっと知りたいのコーナーでは、篠田麻里子さんが綺麗になった多摩川の生き物を大調査の2回目で、以前よりも上流を調査します。
それでは、第40回目の放映分のレビューをお送りします。
今回のゲストは以前も出演されたことがある高田延彦さんです。
前回はペットを飼いたいとおっしゃっていましたが、今では念願のペット、猫を飼い始められました。
シャルトリューという猫で、名前は銀太と名づけました。
今回の記事の目次
動物園の裏側に潜入
埼玉県にある東武動物公園にやってきました。
- 東武動物公園
- 埼玉県白岡市 爪田ヶ谷425
- 駐車場(普通車):1,000円
- 駐車場(二輪車):500円
こちらの動物園には120種類もの動物がいます。
普段は見ることができないその裏側はどうなっているのでしょうか。
ライオン
ライオン担当の飼育係の川井舞子さんは飼育係歴9年です。
こちらの動物園では性格が全く違う5頭が暮らしています。
ここのライオンのボスはモカ(9歳女子)だそうです。
モカのお母さんはワイルド個体(野生のライオン)だったので、野生の血が色濃く残っており、気が強いライオンです。
自然界のライオンは、通常オスがボスになりますが、動物園ではまれにメスがボスになることがあるそうです。
ここの動物園では、その珍しい状態になっているということですね。
バラッドは9歳のオスのライオンです。川井さんいわく、優しい性格だそう。
でも、お医者さん嫌いで、獣医が来ると怒ります。
ココは11歳のメスのライオンで、バラッドとカップルの仲です。
ココは他のライオンに比べたら小柄なのですが、人間に対しては気が強い性格をしています。
優しい時もあれば、気が張っている時もあります。ちなみに今日は期限が悪いみたいです。
リオはおこりっぽく、ストームはとっても仲間思い。それぞれ、みんな性格が違うんです。
ライオン飼育員の一日
朝8時半から広いライオン舎を一人で掃除します。
掃除をしながらフンの状態も確認します。フンの状態で体調がわかります。
清掃が終わったら開園と同時に檻をあけ、ライオンたちを外に出します。
開演時間は午前9時半〜午後5時まで、閉園時間までお客さんの前で過ごします。
その裏ではライオンたちの餌の馬肉が準備されています。
動物園のライオンには馬肉が適しています。
牛肉などに比較すると馬肉はカロリーや脂肪分が少ないのが特徴です。
動物園は野生界に比べ運動量が少ないため、肥満にならないようにヘルシーな馬肉が与えられています。
動物園の肉食獣の餌に量は毎日違う
こちらでは餌の量を1〜5として、日によって1の日、2の日、5の日、無しの日といったようにしています。
野生化では必ず毎日狩りに成功するわけではありませんので、食べられない日があるのが自然だからです。
餌が無しの日に内臓をしっかりと休めます。
餌はライオンがいない間に部屋に投げ入れておきます。
外ではにおいに気付いたライオンが、早く部屋に入りたいがために扉をガンガン叩いています。
閉園時間になったら個室へのドアを開けます。
開ける順番は重要で、ボスであるモカの部屋から開けていきます。ライオンは序列が大切だからです。
川井さんは、動物は一頭一頭性格が違うので、「ライオン」としてみるのではなく、リオちゃん、モカちゃんといった感じで個性看板に掲示しているので、その辺りまで見てもらえると嬉しいですと仰っていました。
動物園で働く獣医さん
小林すみよ先生は入社2年目の獣医師です。
様々な動物への予防接種など、獣医の仕事はたくさんあります。
動物たちの様子を見て回るのも重要なお仕事です。
動物の異常を発見
見回りをしていると、気になる動物を見つけました。
ワラビーの尻尾の先がはげてしまっています。
異常を発見するには外見を観察
動物に異常がないか外見から判断するため、動作を細かく観察します。
ペンギンのチェックポイント
呼吸があらくないか。脚を引きずっていないか。
呼吸が荒いとかなり危ないそうです。また、脚を引きずっている場合もすぐに治療にはいります。
動物の赤ちゃん
ホワイトタイガーの赤ちゃんや、羊の赤ちゃんがいます。
閉園後のお仕事
閉園後は気になった全ての動物の症状をパソコンに入力し、カルテを作成します。
そのデータを元に今後の治療方法を担当の飼育係と話し合います。
動物園の楽しみ方
爪は何本あるのだろう? 色は?といった感じで、ちょっと目線を変えて動物を観察すればすごく面白くなるとおっしゃっていました。
ラクダ飼育員
工藤あかねさんはラクダ担当の飼育係です。
ラクダのジャンは1歳です。子どもなので、人にすぐに寄っていきます。しかし、やや気が短いのがたまにきず。嫌なことがあるとバシッと音を立てたり、鼻をプンと鳴らすそうです。
マリーは2歳です。この子かなりキモが座っているそうで、少々のことでは驚きません。とても温厚な性格で、顔をぺたぺた触っても怒ることはありません。
工藤さんの目標 ラクダライド
工藤さんには目標があります。それはラクダライドの実現です。
いま、ラクダライドに向け、日々トレーニングを続けています。
フタコブラクダのコブの間に、お客様に乗ってもらおうと考えています。
しかし、ラクダの調教の難易度は非常に高く、それができるようになるまでには1年以上掛かるのではないかと分析されています。
今やっている練習は、柵ごしではありますが、座ってもらう練習です。
まだ前足しかつけることができませんので、完全なおすわりにはなっていませんが、いつかはできるようになるといいですね。
23歳のおばあちゃんラクダ
ラクダ舎の中には23歳のミヤがいます。
年をとってお客様の前に出ることはなくなった動物も、最後まで愛情を持って世話をします。
ミヤは足腰が弱って1週間前から座りっぱなしになっています。一人でごはんを食べることもままなりません。
そこで工藤さんは草を蒸かして一口大に丸め、食べさせてあげます。
ミヤがまた自力で立てるまで回復させたいというのも、工藤さんの目標です。
閉園前にはラクダ舎を綺麗に掃除して、マリーとジャンをお出迎えです。
動物園はお客さんから見えない場所も、清潔に保たれています。
午後5時になるとラクダ舎にラクダたちが帰ってきて、餌の時間です。
なんとその時、突然、ミヤが自分の足で立ち上がりました!
これには工藤さんも喜びを隠せません。
東武動物公園で動物カードを集める
東武動物公園では現在32名の飼育係が在籍しています。
それぞれが担当している動物のカードを持っていて、「カードをください」と声をかけると、動物カードをもらうことができます。
全部で34種類あります。
飼育係は裏側にいることが多く、なかなか出会うことができないのですが、もし見掛けたら声をかけて、動物カードを獲得しましょう。
今現在、東武動物公園では、生まれたばかりのおしどりの赤ちゃんがみられます。(2015年8月2日現在)
多摩川中流の生き物を調査
前回、篠田麻里子さんは、多摩川の下流の生物を調査しました。
今回は中流の生物を調べます。
今回も多摩川の番人、山崎充哲さんに解説いただきます。
今回は多摩川の中流なのですが、この辺りは50年ほど前、とても水質が悪かった場所です。
ウナギを捕る仕掛け
岩の周りには筒状の罠が仕掛けられていました。これはウナギをとるための仕掛けです。
ウナギは物陰に隠れる習性があるので、その修正を利用した方法です。
1つ目のかごの中は残念ながら空っぽでした。
とれるときは1つのカゴの中に4匹も5匹も入るそうです。
2つ目のカゴには魚の重みが。
中から出てきたのはウナギではなくニホンナマズでした。
実はニホンナマズは、多摩川では外来魚だそうです。
ニホンナマズは琵琶湖しか西にしかいない魚です。
多摩川には恐らくですが、江戸時代に持ち込まれたであろうといわれています。
たくさんの魚がはねている場所が
たくさんの魚がぴちゃぴちゃとはねている場所がありました。
さっそく網で捕まえてみます。
たくさんの小魚が網に入りました。
4〜5センチほどのウグイの稚魚です。
ウグイは多摩川では食べる週間はありませんが、北関東の栃木、群馬、茨木の方にいくと20センチほどのウグイを食べる人もいるそうです。
ウグイは多摩川の水質が改善した、およそ10年前に戻ってきました。
鯉の稚魚もとれました。他にも多摩川にはアユ、フナ、タモロコなどが生息しています。
多摩川の源流
多摩川の源流は山ではありません。家庭の蛇口が多摩川の源流になります。
ですので、みんなが水を大事に使えば、多摩川はもっときれいになります。
多摩川の源流の水の大半は水道水として利用されます。その水は下水処理場で処理され再び多摩川に戻るのです。その水量は多摩川の5割を占めるほどです。
私たちでもできる努力
お風呂のお湯はすぐに流してしまうのではなく、一晩冷ましてから栓を抜きましょう。もしくは、一晩冷ましたら洗濯に使います。
そうすれば水道の使う量も減りますし、水温も下がります。多摩川の温暖化を防ぐ事にもなります。
下水処理場では水温を下げることができないため、排水が生態に大きな影響を与えると山崎さんはおっしゃっています。
多摩川の水温が下がれば、多摩川に捨てられた熱帯魚が住めなくなります。
そうすることにより、多摩川を元の生態系に戻すことができます。
多摩川にはエンゼルフィッシュ、アロワナ、ピラニア、グッピーなど300種類もの外来種が生息しています。
生態系が破壊されるだけではなく、ウィルスが発症する可能性もあります。
外国から来た生き物が、多摩川に住みにくくなればいいのです。そうすれば多摩川に元から住んでいる生き物が生きやすくなります。
日本の魚はあるべき場所で過ごして、世代交代していくのが大事だと思うと山崎さんは考えています。
ペットの王国ワンだランドテーマ曲 ワンニャンパラダイスの動画
歌詞
ワンワン ニャニャニャン
ワンワン ニャニャン
プードル ヌードル ホットドッグにブルドッグ
オカメインコは おかめはちもく
キミは ヨーキー ファンキー モンキー
しばしばみかける 忠犬 おりこう
アメリカンな ビューティーが ショートヘアーで Hey ニャンキー!!
ポチ コロ シロ クロ タマ ミーコ 呼べばこたえる
ワンワン ニャンニャン
Love Love Love Love ラブラドールダックス レックス シェットランドに アイランド
ダルメシアンは ダルマ 知らんぞ
キミは ジャーキー ヤンミー ベイビー
ドキドキしている 土佐犬 ファイター
マルタ島から やってきた マルチな アイツが ハイ チーズ!!
ミケ トラ チョコ ブチ チビ タロー みんなつまれ
ワンワン ニャンニャン
カメ カメ カメ カメ カメハメハ(ちゃうちゃう)
Love Love Love Love ラブラドール(OK!)