- 犬種
- クーバース
- 原産
- ハンガリー
- 役割
- 牧畜犬(家畜の護衛)
- サイズ
- 大型犬
- オスの体高
- 71〜76cm
- オスの体重
- 48〜62kg
- メスの体高
- 66〜70cm
- メスの体重
- 37〜50kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 0頭
歴史
By: Petful
クーバースは、ハンガリー原産の家畜の護衛犬です。
純白で骨太のこの犬は12世紀頃にはすでに存在していましたが、詳しいルーツについては明らかになっていません。
15世紀の中世ハンガリー王国の王、マチャーシュ1世(マチャーシュ・コヌヴィヌス)の時代(1458年〜1490年)には大切にされていました。
かつてはオオカミやイノシシ狩りの猟犬として使われていましたが、知的で独立心が高く、嗅覚が優れており、勇猛果敢な気質ももっていたため、オオカミや泥棒から家畜を守る護衛犬を主とした作業犬へと変化しました。
第二次世界大戦時には、家族を守ろうとしたクーバースがドイツ軍やロシア軍の兵士に殺されました。
また、1956年のハンガリーの動乱の巻き添えになり、多くのクーバースが射殺されました。
戦後に生き残ったクーバースは、わずか30頭前後しかいなかったのですが、愛好家たちの努力によって血脈を伝えることができました。
特徴
V字型の垂れ耳で、ウェーブの掛かった白い被毛に覆われた犬です。
体は筋肉質で、作業犬としても有能です。
寒さには強いのですが、暑さには弱いため、日本で飼う場合は室内飼育が基本となります。
この犬は日本にはブリーダーや飼育している人がほとんど存在しないマイナーな犬種です。
2014年のJKCの登録数も0頭ですので、日本で見かけることはほとんどないはずです。
どうしてもこの犬種を飼いたいと考えていらっしゃる方は、海外からの輸入も選択肢として考えておく必要があるでしょう。
飼いやすさ
飼い主に従順で、主人とその家族を献身的に守ろうとする性格をしています。
かつてはオオカミやイノシシを相手にしていた猟犬ですので、勇気があります。
体も大きいので、番犬にうってつけです。
知的で独立心が高いため、自分で判断を行い、怪しい物音や人物には激しく吠えて威嚇し、それでも引かない場合は攻撃をしかけることもあります。
知的で独立心旺盛で、飼い主家族を献身的に守ろうとする義務感に溢れています。
家族であれば子どもにも優しく接しますが、飼い主の知人であっても初めて会う人に対しては警戒し、なかなか受け入れてくれませんが、一度慣れると、次からはフレンドリーに接します。
警戒心の強い犬ですので、服従訓練は必須です。
警戒心の高さと、体の大きさ、力の強さからも、始めて犬を飼う家庭にはおすすめできません。
クーバースのブリーダー情報
日本でクーバースを繁殖されている犬舎の情報を見つけることができませんでした。
ご存じの方がいらっしゃいましたら、メールフォームから教えて頂けましたら幸いです。
クーバースを飼育されている方のブログ
現在クーバースを飼育されている方のサイトやブログを見つけることができませんでした。
実際にクーバースを飼育されている方のブログをご存知の方がいらっしゃいましたら、メールフォームから教えて頂けましたら幸いです。
クーバースの紹介動画
クーバースとラブラドール・レトリーバーが楽しくじゃれあっている動画です。
本編は3分12秒です。
やはりクーバースの体は大きいですね。
ラブラドール・レトリーバーが中型犬に見えてしまうほどです。