- 犬種
- ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウェスティ)
- 原産
- スコットランド
- 役割
- 愛玩犬
- サイズ
- 小型犬
- オスの体高
- 22〜28cm
- オスの体重
- 7〜10kg
- メスの体高
- 20〜25cm
- メスの体重
- 6〜9kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 579頭
今回の記事の目次
ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの歴史
スコットランド原産のウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、ウェスティの愛称でも知られる真っ白な小型のテリアです。
同じスコットランド原産のスコティッシュ・テリア、スカイ・テリア、ケアーン・テリア、ダンディ・ディンモント・テリアと同じルーツだと考えられています。
スコットランド北西部の高原地方が発祥の地で、ケアーン・テリアの亜種ですが、当時では白い犬は虚弱で臆病だと考えられており処分されていました。
白いテリアは育ちにくいと信じられていたからです。
19世紀後半この犬を育ててみようと思う人間が登場しました。
ポルタロッチに住んでいたエドワード・ドナルド・マルコム大佐という人物です。
彼は白い毛色のテリアはドッグショーに向くのではないかと考え、白いケアーン・テリアを保護し、意図的に選択を行い、この毛色のケアーン・テリアだけの繁殖を始めたのです。
キツネ狩りの際に、キツネと誤って撃ってしまわないように、白く目立つ被毛の犬を、猟犬として選択的に繁殖したものという説もあります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは当初、誕生した地名から、ポルタロッチと呼ばれていましたが、1905年に純粋犬種と認定された時に、現在の犬種名に改称され、徐々に人気を集めるようになりました。
特にアメリカに渡ってからはショードッグとして歓迎され、その人気はこの犬種の元となったケアーン・テリアを凌駕しました。
この犬は現在、ヨークシャー・テリア同様、トイ・テリアの感覚で室内犬として飼育されています。
日本人は白い子犬を特別に好むようなところがみられ、日本スピッツやマルチーズはその代表的なものとして人気を獲得しました。
同じくこの犬もテリアの中ではダントツの人気を誇っています。
日本で紹介されたのは1950年代後半ですが、その愛らしいタイプからあっという間に人気犬種となり、そのために戦前からいた他のテリアが大打撃を受けたほどです。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの特徴
小型の白いテリアとして世界中で人気です。
筋肉は発達しており、体は丈夫です。
被毛は純白の硬いワイヤーヘアードです。
首を上げてしっぽを立てながら歩く姿が特徴的な、元気な犬種です。
眼は愛嬌たっぷりなつぶらな瞳で、耳は生後三ヶ月くらいで立ちます。
性格は明朗活発、利口で温順。自由気ままで、好奇心旺盛ないたずら者です。
しかし、テリアの気質はしっかりと持っており、気が強くて短気で頑固な面があります。
テリア特有の独立心の強さを持っていますので、気に入らないことや嫌なことを無理強いすると無視したり、見知らぬ人には、徹底的に警戒して吠えたてることもあります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの飼いやすさ
陽気で気まま しかし頑固者
性格:利口で活発、テリアらしさも 短気で頑固
穏やかなようでいて活発でもあり、気難しいようで友好的で遊びが好きです。
その一方で、利口で気が強く、頑固な面もあり、嫌なことを無理強いすると反抗心むき出しになるため、しつけのトレーニングはやや手こずることになるでしょう。
その利口さが災いして、自分が納得出来ないことをやりたがらない犬種なのです。
訓練は我慢強く接しながら、毅然とした態度でしつけを行うことができる経験者が飼育するほうが好ましいでしょう。決して甘やかせすぎてはいけません。
しつけに成功した時は大げさなほどにたっぷりと褒めてあげましょう。
成犬になったら1日20分程度は散歩させてあげましょう。
健康的な犬種ですから、もっと散歩させてあげても大丈夫ですし、ノーリードの自由運動が許される場所があれば、放ってあげると更に良いでしょう。
純白の被毛は目や口周辺の汚れが目立ちますので、涙や食後の口の周りの汚れをふき取り、清潔に保ちましょう。
散歩から帰ってきた際にも、足を洗うついでに口の周りを洗ってあげるとよだれ焼け対策にもなります。
1日に1回はブラッシングを行い、毛が絡まらないようにしてあげましょう。
毛が汚れてきたらシャンプーで洗います。
犬の美容院でトリマーにカットしてもらうタイミングは1〜2ケ月に1度が目安となります。自分でトリミングに挑戦してみるのも楽しいでしょう。
飼育の際の注意点
とてもマイペースで頑固な性格ですので、わがままな犬に育ってしまうと、少しでも自分の思い通りにならないと、攻撃的になる場合もあります。
知らない人に突然触られたら、反射的に噛み付く事もありますので、幼児が近づいてきた時には特に注意することが必要です。
健康面ではさほど注意することはありません。
基本的には健康的な犬種ですが、慢性皮膚炎や、大腿骨の血行不良から、レッグペルテス、心疾患、難聴などを発症する個体もいるので、各種ワクチンの接種のついでに動物病院で健康診断を受けておくといいでしょう。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアのブリーダー情報
- 所在地:東京都八王子市大和田町7-11-13
- 電話:042-644-9386(番号非通知の電話はお受け致しません)
- FAX:042-644-9387
八王子市でウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアを専門に繁殖されている犬舎です。
- 所在地:滋賀県甲賀市甲南町1196-1
- 電話:0748-86-3406
- 携帯:090-6607-2040
滋賀県でウェスティを始め、ビジョン・フリーゼ、トイプードル、柴犬等を繁殖されている犬舎です。
- 所在地:神奈川県厚木市愛甲1907
- 電話:0462-27-6551
神奈川県厚木市でウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアとミニチュア・シュナウザーをメインに繁殖されている犬舎です。
- 所在地:東京都文京区春日1-11-14
- 電話:03-5800-1911
- FAX:03-5800-0911
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアをはじめ、様々な犬の繁殖、犬の美容室、ペットホテルなどを経営されています。
- 所在地:福岡県飯塚市南尾336-1
- 携帯:090-1083-9580
- FAX:0948-21-5005
福岡県でウエスティをはじめ、様々な犬種を繁殖している犬舎です。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアのブログ
二頭のウェスティを飼育されている方のブログです。
たくさんの写真が載せられていて、まるで現場にいるような気分になり和んでしまいます。
保護犬だったウエスティのミラクル号を飼育されている方のブログです。
最初はひどい皮膚病だったようですが、今は綺麗になって幸せに暮らしています。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアのでん号を飼育されている方のブログです。
手入れの行き届いた真っ白な被毛は美しいです。
二頭のウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアを飼育されている方のブログです。
たっぷりと愛情が注がれているのが伝わってきます。
三頭のウェスティーを飼育されている方のブログです。
とてもクオリティの高いウエスティーの手作りはんこも作られています。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの紹介動画
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの紹介動画です。
本編は7分17秒です。
本編の解説は英語です。
飼い主の横で大人しくリラックスしている姿や、おもちゃを引っ張り合いして遊ぶ姿、池で泳ぐ姿も見られます。