- 犬種
- グリーンランド・ドッグ
- 原産
- グリーンランド
- 役割
- ソリ犬
- サイズ
- 大型犬
- オスの体高
- 60cm
- オスの体重
- 30〜32kg
- メスの体高
- 55cm
- メスの体重
- 30〜32kg
- 2014年のJKCの登録件数
- 0頭
歴史
グリーンランド・ドッグは北極圏のグリーンランド原産の原始的な犬です。
考古学の証拠からも、4000〜5000年前に先住民と共にグリーンランドに渡ってきた犬であることがわかっています。
古代の時代から狩り犬ぞりに使われて、エスキモー(イヌイット)に飼われてきました。
グリーンランドには、バイキングやアメリカ、カナダの探検隊など、多くの人々が外来犬種を連れて上陸したため、外来の犬が持ってきた伝染病が広まったり、それまでグリーンランドに存在していた犬の雑種化が進んだため、グリーンランド・ドッグの近縁種であったウエスト・グリーンランド・ドッグは絶滅してしまいました。
グリーンランド・ドッグは、なんとか雑種化を免れ、現在ではグリーンランド原産の固有種となりました。
1750年頃にイギリスに連れてこられ、1875年にはイギリス北部のダーリントンで開催されたドッグショーに出場し、1880年には公認犬種となりました。
日本ではほとんど飼育されていない犬種ですので、入手は困難です。
海外からの輸入に頼る必要があるでしょう。
特徴
骨太で筋肉質な体型です。
耳は立ち耳で、被毛は長く厚いダブルコートです。
毛色はブラックアンドホワイトやなどのパーティカラーや単色など、様々なカラーが認められていますが、アルビノだけは失格となります。
オオカミや日本犬のような野性味あふれる外貌をしています。
力も強く、持久力も高く、粗食にも耐え、忍耐力と耐久力に優れた犬種です。
飼いやすさ
マイナス50度の極寒の地、北極での外飼いにも平気で耐えられるほど、寒さには強い犬種です。
寒さには強いですが、その分、暑さは苦手としていますので、日本で飼育する際には、夏でも気温が上がらない高原で飼育しているわけでもないのでしたら、エアコンのよく効いた室内で飼育する必要があるでしょう。
知らない人にも友好的な性格ですので、番犬には向いていません。
誰にでも友好的ではあるのですが、独立心も高く、主人だと認めた人の言うことしか聞きません。
強いリーダーシップを持って主従関係を示しましょう。
多頭飼いにも向きます。
かなりの体力を持っている犬ですので、かなりの運動量を必要とします。
朝晩1時間づつの散歩を行いましょう。
被毛の手入れは、ブラッシングを行ってあげましょう。
換毛期はそれなりの抜け毛が発生しますので、ブラッシングの回数を増やしましょう。
グリーンランド・ドッグのブリーダー情報
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グリーンランド・ドッグを飼育されている方のブログ
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グリーンランド・ドッグの紹介動画
グリーンランド・ドッグが実際にそりを引く仕事をこなしている動画です。
本編は5分59秒です。
色んなカラーのたくさんのグリーンランド・ドッグが、力強くそりを引いています。