イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

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犬種
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
原産
イギリス
役割
鳥猟犬
サイズ
中型犬
オスの体高
48〜53cm
オスの体重
23kg
メスの体高
46〜51cm
メスの体重
18kg
2014年のJKCの登録件数
76頭

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの歴史

イングリッシュ・コッカー・スパニエルより大型で、スピーディーに動き回る犬種がスプリンガー・スパニエルです。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは、優れた鳥猟犬として600年もの歴史を誇り、最古のスパニエルの一つといわれています。

歴史は古いですが、犬種として公認されたのは1901年になってからです。

スプリンガーとは、あらかじめ仕掛けたカスミ網の方へと獲物の鳥を飛び立たせるのに利用された、瞬発力の高い犬のことです。バネがよく効いたスプリングのように勢いよく跳び出すことから、この名前が付けられました。

1903年、イギリスのザ・ケンネル・クラブ(KC)は、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルとウェルシュ・スプリンガー・スパニエルを分離し、16世紀頃からいたこの犬種の位置づけを確立しました。

スプリンガーはウェルシュよりも体が大きく、耳の先端が広いことで識別されます。

スパニエルの語源は、この犬種がの原種がやってきたスペインにちなんだものと考えれれます。10世紀前にイギリスにもたらされました。

この犬は猟犬による鳥猟が開発される以前から、鳥を捕る猟に使用されてきました。

ヨーロッパに昔から存在していた古代のスパニエル種を基礎として、陸上の猟を得意とするランド・スパニエルと水辺の猟でより能力を発揮するウォーター・スパニエルに分化され、さらに、ランド・スパニエルの中から、イングリッシュ・セッターとスプリンギング・スパニエルと更に分化しました。

そのスプリンギング・スパニエルの中でも大型のものがイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルで、小型のものはイングリッシュ・コッカー・スパニエルと呼ばれるようになりました。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルはランド・スパニエルの系統ではありあますが、水中の獲物の回収も苦にしない珍しい犬です。

しかし、ポイント(獲物の居場所をハンターに教えること)があまり得意ではないので、ポインティングが得意なセッターやポインター、獲物の回収を専業とするレトリーバー系の進出もあり、次第にガンドッグとしての地位が低下していきました。

この危機を救ったのがドッグショーで、肢の長い被毛の美しい犬として人気を博し、家庭犬としても飼われるようになりました。

イギリス原産のスパニエルの中では、ヨーロッパ大陸ではもっとも支持されているのがこのイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルです。

日本でも2014年のJKCの登録件数が76頭と飼育頭数はあまり多いとは言えませんが、国内にもブリーダーは複数存在していますので、入手難度は高めではありますが、不可能というほどではありません。
正面から撮影したイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

特徴

スタイルは極めて美しく、狩猟犬としての有能さも併せもっています。

ヨーロッパでは現在でも中型の猟犬として活躍しており、フィールド・トライアル競技も盛んに行われています。

温和な性格で、闘争心は少ない中型犬種で、体が大きい割にはスマートな体型をしているのが特徴です。

彫りの深い独特の表情が魅力的です。耳の付け根は低く、頬に接して垂れ、先端は幅が広くなっており、カール状の飾り毛があります。
肩の一番高い部分は高くなっており、背は真っ直ぐで、胸と、足にも飾り毛があります。

伝統として断尾されます。(国によっては断尾を禁じている国もあります)

とても陽気で活発です。なんにでも興味を持ち、イタズラ好きでもあります。

とても人懐っこい犬で、感情表現の動作がいちいちオーバーです。

飼い主をみつけるとすぐに飛んで来て出迎えたり、ベタベタと甘えてきます。

芝生でリラックスするイングリッシュスプリンガースパニエル

飼いやすさ

活発で遊び好きな犬種なので、犬と一緒に付き合える体力と時間をもっている人が良いでしょう。万能犬ですので、どのような家族構成でも飼育可能です。

他の犬や動物とも仲良くできますし、人に対する攻撃性や咬む性質も低いことからも、安心できる家庭犬です。

吠えることも少なく、静かな犬といえるでしょう。

ただし、見知らぬ人には警戒して吠えることもありますが、基本的に縄張りを守ることにはあまり関心をもっていませんので、番犬としての性質は期待できません。

知的で訓練性能は高く、また、反抗心もほとんどないのでしつけは入りやすく、トレーニングは容易です。特に飼い主にはよく服従します。

長猟犬ですので、観察力が鋭く、瞬発力も優れています。
普段からいつも面白いことはないかと探し回っていて、いたずらを思いつくと、夢中になってしまうような遊び好きの性格をしています。

家族と一緒に遊んでいる時間が何よりも大好きです。
ちょっとしたことでも大袈裟な反応をしてくれますので、見ていて大変微笑ましい犬種です。

しかし、家族が大好きな犬種故に、長時間ひとりぼっちにされると破壊的になってしまうことがあるかもしれません。

活動的な犬ですので、フライングディスクやボール等で遊んであげましょう。

遊びが大好きな犬なので、複数のおもちゃを用意しておけばひとりで遊ぶようになります。

もちろん人間相手で遊ぶことが一番ですが、それでも、何もできずにふてくされているよりははマシです。

時間のある時は、思いっきり長い時間遊んであげましょう。

Springer Rage Syndrome(激怒症候群)

ただし、遺伝的に攻撃性の強い興奮しやすい家系があり、アメリカでは、突然凶暴になる犬種として報告されています。

Springer Rage Syndrome(スプリンガー レイジ シンドローム。激怒症候群)と呼ばれ、おとなしかった犬が突然、激しい攻撃性を示す脳の疾病です。

病気ですので、訓練やしつけでは治りません。

Springer Rage Syndromeを専門に調べている獣医は日本にはいませんので、遺伝的な異常を持っていな親から生まれた子犬を購入して予防します。

信用のおけるブリーダーから、遺伝的な異常がないことを確認して購入するようにしましょう。

白と黒のイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

抜け毛や手入れ

ストレートの絹糸状の被毛で、毛色は赤褐色と白、黒と白、葦毛まじりなどです。

幅の広い垂れ耳、しなやかでつやのある絹糸状のストレートな被毛を持ち、色は黒と白、赤褐色と白、葦毛混じりなどがいます。

被毛は毛玉になりやすいため、こまめにブラッシングを行ってあげましょう。
特に、胸や耳、足にある長い飾り毛の毛並みを整えて美しいスタイルを出してあげましょう。

コッカー・スパニエルと比べると毛の量は少なく、毛の手入れは特別に手が掛かるほどではありません。

普段はコームとスリッカーで全身をブラッシングしてあげましょう。

この犬はスマートな体型であるべき犬種なのですが、他のスパニエル系の犬種と比較した場合に痩せこけてしまっていると勘違いして餌を多く与え過ぎて太らせてしまう人が少なくありません。

餌の与えすぎには注意して、しっかりと運動も行いましょう。

寒さには強い犬種ですが、やや皮膚が弱いので、毎日のまめなブラッシングをしながら、皮膚に異常がないかチェックしましょう。

皮膚に異常があった場合、獣医でアレルギーのチェックを行ってもらい、アレルギー性の低いドッグフードを与える必要がでてくるでしょう。

他にも眼疾患や関節疾患が見られるので、定期的に健康診断を行うといいでしょう。

散歩しているイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

耳の疾患に注意

垂れ耳ですので、耳の通気性が非常に悪く、非常に外耳炎などの耳の疾患が発生しやすい犬種になります。

普段からこまめに耳の掃除を行ってあげましょう。

  • ベタベタした耳垢が大量に取れる。
  • ものすごい悪臭が耳から放たれている

といった状況の場合、耳の疾患にかかっている可能性が非常に高いので、獣医の診察を受けましょう。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルのブリーダー情報

シャルマンモリト犬舎

  • 栃木県栃木市箱森町52-25
  • TEL:090-7217-1009
  • FAX:0282-25-2821

栃木県栃木市でイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルを繁殖されている犬舎です。

トリミングもされているようです。

BRIANS KENNEL

  • 宮城県柴田郡大河原町字町189-13
  • TEL:0224-53-1290
  • 携帯:090-3363-0358

宮城県でイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルを繁殖されている犬舎です。

L.R.EVOLUTION

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルを繁殖されているようです。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルのブログ

my treasure 私の宝物

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルのグッディとアビーを飼育されている方のブログです。

オフ会にも積極的に参加されているようで、どの記事にもイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの画像や動画がいっぱいアップロードされています。

スプリンガー デュークの日々

毎回、たくさんの写真がアップロードされ、見応えのあるブログです。

MAHALO♪♪にありがとう。。。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルのマハロを飼育されている方のブログです。

こちらのブログも写真の枚数がとっても多いです。

スプリンガーを飼っている方は写真が多い傾向にあるような気がします(笑)

スプ日記 。。。No Dog No Life

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルのシルフィーと、シェットランド・シープドッグのウィンディーを飼育されている方のブログです。

アジリティ競技にも参加されています。

ここ掘れドルどる

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルのドルチェを飼育されてる方のブログです。

一緒に旅行にもいかれているようです。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの紹介動画

DOGS 101のイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの紹介動画です。

本編は4分58秒です。

本編の解説は英語ですが、イラストや図で解説されていることもあり、英語がわからなくともなんとなくなら歴史も理解できるかと思います。

ブレインフリー

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犬の先祖は狼です。そしてご存知のとおり、狼は肉食動物です。

犬は肉以外も食べることができますが、雑食動物に近い肉食動物という立ち位置になるといわれています。

野生では野菜・草・果物などを食べることはありますが、ご飯や麦などを食べることはありません。

ご存知かもしれませんが、スーパーやホームセンター、ペットショップなどで格安に販売されているドッグフードのほとんどは、大量の小麦・トウモロコシなどの穀類に、香り付け程度に少量の肉や魚を混ぜて作られた粗悪なペットフードです。

人間に例えるなら、毎食、インスタントラーメンを与えられているようなものです。

本当に愛犬の健康と幸せを考えるのなら、穀物不使用で、人間でも食べられる新鮮で安全な食材を使って作られた、プレミアム・グレインフリーフードを与えることを検討してみてください。

筆者の家で飼っている犬(ボーダー・コリー)も、実家で飼っている犬(ミニチュア・シュナウザー)も、生まれた時からグレインフリーのフードで育てました。

おかげで、散歩中に様々な方から毛並みの良さを褒められます。

とはいえ、犬にとって、普段の食事が人生(犬生)にとって大きなファクターを占めている楽しみでもありますので、犬の幸せを考えるとガツガツと食べる美味しいドッグフードであることは最低条件です。

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100円モニターに申し込んだら、必ず製品版のモグワンを購入しなければならないというわけではありませんから、安心して100円モニターで食いつき具合をお試しください。

なお、このキャンペーンは1000人限定となっているため、あっという間に定員になって終わってしまう可能性があります。公式ページでモニターキャンペーンはまだ募集中なのかご確認してからお申込みください。

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