循環器系の病気 心臓疾患 一覧

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循環器とは、心臓をはじめとする、血液やリンパ液を運んで生命を維持するのに必要な酸素や栄養素を行き渡らせ、かわりに不要となった二酸化炭素や老廃物を運搬する器官のことをさします。

心臓は体全体に血液を行き渡らせるポンプの役割をしています。

心臓から血液を肺へと送り込み、酸素と二酸化炭素を交換しています。

心臓から送り出された血液は、動脈の中にも流れていき、体中に酸素や栄養素、ホルモンが供給され、かわりに二酸化炭素などの不要なものを受け取り、静脈を通って心臓に帰ってきます。

循環器にはリンパ液を循環させる役割を持つリンパ系もありますが、犬の循環器系の病気のほとんどは心臓疾患になります。

このページでは様々な循環器系の病気 心臓疾患についての症状、原因、治療方法、予防方法を解説いたします。

ただし、あくまでも参考として捉えてください。

決して当ページの内容だけで素人判断はせず、問題がありそうな場合は速やかに獣医師に相談してください。

症状

症状には様々なものがあります。

食欲がなくなったり、歯茎の色が白くなったり、呼吸が荒くなることや腹部が膨張する場合があります。

歯茎を指でしばらく押してみて、指を話した時にすぐにピンク色に戻れば正常ですが、白いままだと心臓疾患の恐れがあります。

原因

犬の心臓疾患は先天性の異常(多くの場合が奇形)と、フィラリア症のような感染症、僧帽弁閉鎖不全などの後天的異常が原因になるものにわけられます。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは遺伝的な心臓疾患になりやすい犬種です。

心臓の左心室と左心房の間にある僧帽弁に異常が発生します。

1歳が33%の確率でこの病気をもち、4歳以上では60%がこの病気にかかるそうです。

そして16歳になる頃には75%の病気をもつといわれています。

治療

体に負担が掛かってしまいますので、犬を興奮させたり、激しい運動をさせないようにします。

また塩分の高い食事は心臓に負担が掛かりますので、控えるようにしましょう。

心臓病用の療法食などを利用することもひとつの方法でしょう。

予防方法

フィラリア症からくる心臓疾患は、フィラリア予防の薬を投与することで確実に予防が可能です。

動物病院でフィラリア症の予防薬を処方してもらい、正しく服用します。

しかし、先天性の場合には、動物病院で検査を受け、飼い犬の心臓に負担をかけないように、激しい運動を避けて、安静に過ごさせるようにしましょう。

血小板減少症

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このページでは犬の血小板減少症についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。血液中の血小板の数が減少していまう病気です。そのため口や鼻の粘膜や皮下に出血斑があらわれ吐血、下血、血尿がでることもあります。出血がひどく貧血をおこしてしまう場合には輸血が必要となることもあります。

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高脂血症(脂質異常症)

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このページでは犬の高脂血症(脂質異常症)についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。この病気は血中のコレステロールや中性脂質という脂質が増加する病気です。原因は運動不足や食べ過ぎ、糖尿病や甲状腺機能低下症、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)などが原因となることがあります。

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肺動脈弁狭窄症

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このページでは犬の肺動脈弁狭窄症についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。この病気は先天的な病気で生まれつき肺動脈弁が狭いために起こる病気です。症状が軽い場合は運動制限をしながら過度に興奮させないようにする程度で大丈夫ですが症状がひどい場合には手術が必要となることもあります。

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動脈管開存症

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このページでは犬の動脈管開存症についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。生まれる前には閉じているはずの胸部大動脈と肺動脈をつなぐ動脈管(ボタロー管)が、出生後も閉じていない病気です。先天的な奇形が原因です。症状を緩和させる薬物の投与や運動制限、食事制限などが中心となります。

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ファロー四徴症

ファロー四徴症

このページでは犬のファロー四徴症についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。この病気は生まれつき心臓に4つの奇形があり、酸素が体にいきわたりにくくなり、貧血やチアノーゼを引き起こす病気です。現在の医学では完治は望めません。症状を緩和させ飼い犬への負担を減らすため治療となります。

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心室中隔欠損症

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このページでは犬の心室中隔欠損症についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。心室中隔欠損症は右心室と左心室の間の壁に穴が開いている病気です。この穴が小さい場合には特に症状は現れないことも多いのですが、穴が大きい場合や他の疾患を併発している場合には重篤な症状になることもあります。

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心房中隔欠損症

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このページでは犬の心房中隔欠損症についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。心房中隔欠損症は右心房と左心房の間の壁に穴が開いている病気です。この穴が小さい場合には特に症状は現れないことも多いのですが、穴が大きい場合や他の疾患を併発している場合には重篤な症状になることもあります。

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心筋症

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このページでは犬の心筋症についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。心筋症は心臓の筋肉が弱まる病気で、ボクサーやドーベルマン、グレート・デーンのような大型犬に多く発症することで知られています。大型犬ではありませんがアメリカン・コッカー・スパニエルにも発症しやすい病気です。

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僧帽弁閉鎖不全症(心臓弁膜症)

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このページでは犬の僧帽弁閉鎖不全(心臓弁膜症)についての症状、原因、治療方法、予防方法について詳しく解説します。僧帽弁閉鎖不全症は小型の室内犬に多い病気で、心臓の弁しっかりと閉まらなくなってしまうことによって血液が逆流していく病気です。完治させることはできませんが、薬で進行を遅らせる事が可能です。

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