このページでは外耳道(耳の穴)に異物が入ってしまった場合の症状や解決・対策方法を詳しく解説いたします。
ただし、あくまでも参考として捉えてください。
決して当ページの内容だけで素人判断はせず、問題がありそうな場合は速やかに獣医師に相談してください。
症状
耳の中に昆虫類や植物の種、水やシャンプーなどの異物が入ることにより、犬はしきりに頭をふったり、首を傾けるようになります。
また耳に入った異物が原因で外耳が赤く腫れる炎症を起こしたり、鼓膜が破れることもあります。
原因
散歩に出た時に、草むらなどから植物の種や昆虫が耳に入ることが原因となります。
他には犬の体を洗う際に、水やシャンプーが耳に入ることによって炎症をおこすこともあります。
治療
耳を開いて懐中電灯の光で照らすと出てくる場合もありますが、確実ではありません。
ピンセットなどでつまんで取り出すのは、難易度が極めて高く、失敗すると耳や鼓膜に傷をつける恐れがあるため、動物病院でおこなってもらいましょう。
少量のシャンプーや水でしたら、コットンや綿棒などで拭き取ることは可能です。
予防方法
シャンプーを行う際には耳に水やシャンプーが入っていかないように注意しましょう。
昆虫や植物の種が入らないように注意しましょうというのは簡単ですが、元気に駆け回る犬の場合、完全に防ぐことは難しいといえるでしょう。
ですので、普段から愛犬の様子をよくみておいて、耳を気にして掻いたり、頭をしきりにふるようになったらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
週に一度は耳の中をチェックしておきましょう。
耳の掃除は2週間に1回くらい行うといいでしょう。
耳の汚れを掃除し耳全体もマッサージしてやりましょう。
綿棒で耳道を強くこすってしまうと傷つけてしまい炎症の原因になったり、炎症を悪化させてしまう場合がありますので、優しく行いましょう。
また、汚れがひどいときに、綿棒を深くまでいれてしまうと、汚れを耳の奥に押しこむことになってしまいかえって逆効果になります。
ひどい汚れの場合に動物病院で診てもらいましょう。
耳の中に水が残っていて、蒸れたり、湿気たりすると外耳炎にかかりやすくなります。
シャンプーや水泳、雨の散歩の後は、耳の中の水気をしっかりととって、乾かしましょう。