2015年11月29日に放映された朝日放送のテレビ番組、ペットの王国ワンだランドのレポート記事をお送りします。
前回は日本最速のルアーコーシング競技で活躍するウィペットのWINGOに密着した放送56回目のペットの王国ワンだランドの感想記事をお送りしました。
今回は日本全国にいる動物スターの大特集です。
以前、イケメンゴリラのシャバーニなど様々なスター動物が番組で取り上げられましたが、日本には他にも沢山のスター動物がいるようです。
今回は選りすぐりの6頭がエントリーです。
どんなすごいスター動物が登場するのでしょうか。
それでは、第57回目の放映分のレビューをお送りします。
今回の記事の目次
日本全国の動物スターを紹介
自分の餌をおすそ分けする 心優しきオランウータン
- 宮崎県宮崎市塩路浜山3083-42
- 電話:0985-39-1306
- FAX:0985-39-1300
- 大人(高校生以上):830円 団体料金:650円
- 中学生 420円 団体料金:330円
- 小学生 310円 団体料金:240円
- 未就学児:無料
フェニックス自然動物園では30分に1回動物イベントが行われる、お客さんが飽きない動物園です。
- 50頭のヤギが園内を大爆走する迫力満点のヤギのパレード
- 巨大な象が園内を闊歩するゾウさん歩
- 50羽のフラミンゴによる華麗なフライングフラミンゴショー
などが開催されています。
しかし、どうやってフラミンゴを動かしているのか気になります。
フラミンゴは人のほうには寄ってこない習性を持っています。
またフラミンゴ同士が一緒にいたがる集団性も持っています。
それらの習性をフラミンゴレディと呼ばれるスタッフがコントロールを行うことにより、自在に操ることができるのです。
フラミンゴが羽ばたく羽ばたくショーが見られるのは、日本ではここだけだそうです。
そんなフェニックス自然動物園にいる動物スターのオランウータンがいます。
ボルネオオランウータンのハッピー(22歳)です。
ボルネオオランウータンはインドネシアの熱帯雨林に生息しているオランウータンで、群れを作らず単独で生活しています。
そんなボルネオオランウータンのハッピーのオリの中に餌の人参や白菜をいれると、ハッピーが動き出しました。
自分の餌を次々と、隣にあるチンパンジーのオリへと投げ入れ始めました。
下に落ちてしまってチンパンジーからは手が届かない白菜を拾い集め、チンパンジーにもう一度投げてあげる優しさももっています。
しかしなぜ、ハッピーはこんなに心優しいのでしょうか。飼育員に聞いてみました。
実は、毎日のエサやりは飼育員の方が投げて行っているのですが、それを見て真似をしているのではないかとおっしゃっていました。
ちなみにオランウータンが自分の餌を他の動物にあげるのはとても珍しい行動です。
このおすそ分けの光景はほとんどの日で見られるそうです。
イチロー選手ばりのスーパーキャッチ!ニホンザルの奈々ちゃん
- 岡山県玉野市渋川3-1077-1
- 電話:0863-81-3030
- 大人:900円
- 中人(小中学生):600円
- 小人(2歳以上):500円
創業30年の渋川動物公園は個人経営の動物園です。
- ラマ
- ハナグマ
- 白クジャク
など、80種類600頭の動物が飼育されています。
広大な山の中をハイキングしながら色んな動物を堪能することができます。
ここの動物園は園長の宮本さん(78歳)がほとんど手作りで1から作り上げました。
以前ペットショップを経営していた宮本さんは、動物園を作りために東京ドーム2個分の山を購入しオープンさせました。
自然をぎゅーっと凝縮しているのが売りです。
動物同士も仲良く、カピバラの下で亀が暖を取っていたり、色んな種類の動物が一箇所で喧嘩せずに餌を食べていたりします。
そんな渋川動物公園にいる動物スターがニホンザルの奈々ちゃん(20歳)です。
奈々ちゃんはスーパーキャッチを得意としています。
どれほど凄いのか、園長の宮本さんに奈々ちゃんの大好きな柿を投げてもらいました。
小さな柿を全力で投げていますが、確実にキャッチしていく奈々ちゃん。
昔は野球少年だった宮本さんの速球もいともたやすくキャッチしていきます。
高めのフライもしっかりと軌道を見てキャッチします。
しかも、奈々ちゃんはキャッチングだけではなく、選球眼も素晴らしいのです。
小さく切った大好物の柿と、同じ大きさにカットした苦手なニンジン。
これを見分けることができるんです。
かなりの高速で投げているのですが、ニンジンはスルーし、柿だけをキャッチしていきます。
ものすごい動体視力を持っているんですね。
餌をもらえるためならなんでもする オレ達ひょうきんグマ
- 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根(安房トンネル入口)
- TEL:0578-89-2761
- FAX:0578-89-3437
- 大人(中学生以上):1,100円
- 小人(3才~小学生):600円
ヒグマやツキノワグマなど90頭が飼育されている熊の動物園です。
こちらの一番の目玉が毎日開催される、くまさんの学習発表会という小熊のショーです。
小熊が三輪車をこいだり、輪投げをキャッチする楽しそうなショーです。
そんな奥飛騨クマ牧場にいるスターが、餌をもらえるためならなんでもする オレ達ひょうきんグマです。
お客さんが餌をあげようとすると二本足で立ち上がり、手を叩き猛アピールです。
一頭だけではなく、みんなが立ち上がりアピールを繰り広げます。
更に立つだけではなく、お腹を出して仰向けになりおねだりもします。
彼らはなぜ、こんなアピールをするようになったのでしょうか。飼育員の方に話を伺いました。
当初は転がっているおやつを食べるような状態だったのですが、ポーズをしたら沢山もらえたということを学習し、一頭がやり始めたら周りの熊も真似をしはじめたそうです。
アザラシ界の五郎丸選手
- 下田海中水族館
- 静岡県下田市3-22-31
- 電話:0558-22-3567
- FAX:0558-22-3831
- 大人:2,000円
- 小人:1,000円
1967年にオープンした下田海中水族館は自然の入江を取り囲むように作られたユニークな形をしています。
その入江ではバンドウイルカが泳いでいます。
まさに自然の地形を生かした天然水槽です。
入江の中にはペダルボートで入ることができ、イルカに大接近することも可能です。
そんな下田海中水族館で最近人気を集めているのが、ゴマフアザラシのサクラコ(10歳)です。
今年のラグビーフィーバーをうけ、五郎丸選手のポーズを半日で習得しました。
手が短いため、少しわかりにくいかもしれませんが、確かに五郎丸選手のポーズをやっています。
半日で習得したとは思えないクオリティです。
世界初!人の言葉をまねるシロイルカ
- 千葉県鴨川市東町1464-18
- 電話:04-7093-4803
- FAX:04-7093-4829
- 大人(高校生も含む):¥2,800
- 小人(4歳~中学生):¥1,400
- 65歳以上:¥2,100
鴨川シーワールドの動物の取材には、篠田麻里子さんがやってきました。
こちらはアシカやイルカなどの動物パフォーマンスが人気の水族館です。
特に人気なのが観客もびしょ濡れ覚悟で行われるシャチのパフォーマンスです。
次に向かったのが園内にあるオーシャンレストランというレストランです。
実はこのレストランはプールの底に作られていて、窓ガラスの向こうではシャチが泳ぎまわっています。
次は人の声を真似るシロイルカの元へと向かいました。
シロイルカとは体長最大5.5メートル、体重600〜1300kgで流氷が浮かぶ北極圏の海域に生息しているイルカです。
白い体色は北極圏の流氷と溶け込み、敵や餌の小魚から見つかりにくくなっています。
人の言葉の真似を見せて貰う前に、バックヤードでスキンシップをさせてもらえることになりました。
かわいらしいシロイルカをなでる篠田麻里子さん。
感想は、弾力がすごくカマボコのようだったみたいです。
しゃべるイルカはシロイルカのナックだけだそうです。
論文で発表され科学的に世界で初めて認められました。
世界の学者も認めた、人の言葉を真似するシロイルカです。
その様子が見られるのは、シロイルカのパフォーマンスです。
お客さんの中から選ばれた女の子がマイクに向かって喋った言葉を、ナックが頭の上にある呼吸孔から声を出し、その声をスピーカーで会場に流す仕組みになっています。
女の子が「ぴよぴよ」とマイクに向かって言うと、ナックも「ピヨピヨ」と真似をします。
更に、「おはよう」を真似することもできるんです。
やはりイルカは相当知能が高いようですね。
考えるセイウチ
- 八景島シーパラダイス
- 横浜市金沢区八景島 横浜・八景島シーパラダイス
- 電話:045-788-8888
- 大人:3,000円
- 小中学生:1,750円
- 幼児(4歳以上):850円
- シニア(65歳以上):2,450円
八景島シーパラダイスの取材へは横尾渉さんがやってきました。
八景島シーパラダイスは年間約400万人が訪れる大人気のレジャー施設です。
東日本で唯一ジンベイザメを飼育していることでも有名です。
そして一番の自慢が、地球上で最大の海中ショーです。
巨大な水槽の中にはイワシが5万尾泳いでいて、サーディンランというイワシのパフォーマンスが行われます。
集団行動する習性があるイワシが、幻想的な音楽と照明の中で舞い踊ります。
素敵なショーを見たあとは、今回の本題である考えるセイウチのショーを見に行くことになりました。
セイウチのピコ(21歳)が考えるセイウチだそうです。
「考える」セイウチとは、考える人と同じポーズを取ることです。
ピコは完全に、考える人のコピーに成功していました。
しかも、ピコはヴィーナスの誕生やモナリザといった他の芸術作品も真似できます。
ただし残念なことに現在は名画モノマネ集のセイウチ美術館はお休み中になっています。
次はどんな芸を見せてくれるのでしょうか。楽しみですね。