2015年12月20日に放映された朝日放送のテレビ番組、ペットの王国ワンだランドのレポート記事をお送りします。
前回は水族館に展示する深海生物を捕獲する漁の後編と、エクストリーム日本一を目指すボーダー・コリーに密着した放送59回目のペットの王国ワンだランドの感想記事をお送りしました。
今回は横尾渉さんが、♪鳥くんさんに鳥についての様々な知識を学びます。
番組後半では、違う種類の動物なのに仲良くしているペット達の大特集です。
よくありがちな犬と猫と言った組み合わせから、犬と豚、猫とオウムといった組み合わせまで、様々なペットが登場します。
今回はそれでは、第60回目の放映分のレビューをお送りします。
今回の記事の目次
鳥の魅力に迫る
今回は鳥のスペシャリストの♪鳥くんさんと横尾渉さんで浅草にある鳥のいるカフェにやってきました。
- 東京都台東区浅草1-12-8 大山ビルB1F
- TEL:03-6802-8572
ドッグカフェや猫カフェは聞いたことがありますが、鳥カフェというのもあるのですね。
店内では20種類70羽のインコが放し飼いにされています。
すぐにインコが飛んできて、横尾渉さんの頭の上にとまりました。
このオレンジ色の綺麗なインコは、コガネメキシコインコという種類のようです。
鳥は世界に何種類?
ところで、世界に鳥は何種類くらい存在しているのでしょうか。
実は、世界中を見渡すと、約1万種の鳥が存在しているのです。
翼が綺麗なのにはわけがある
街で見かける鳥は、みな、整った綺麗な翼を持っています。
鳥たちの毛並みが綺麗な理由は、自分で毎日羽の手入れをしているからなのです。
鳥が飛ぶ際に、しっかりと飛べるように、普段からメンテナンスを欠かしていないため、常に美しい羽を保っているのです。
そのためには羽繕いや水浴びなどの毎日のお手入れが欠かせません。
羽の色は実はオシャレ
インコの仲間は殆どの場合、オスもメスも同じ色です。
鳥の中でも同じ色をしている鳥は沢山いるのですが、渡り鳥のような渡るものはオスとメスで色が違います。
オスとメスの色が違う鳥の場合は、メスへのアピールとしてオスが派手な色をしているのです。
インコのように年間を通して生息場所が一定している鳥にはメスへのアピールが必要ないため、同じ色をしています。
環境に応じて進化した足
雀のようにぴょんぴょんと飛びながら歩く鳥と、ハトのように首を縦に振りながらトコトコあるく鳥がいます。
実は鳥の歩き方は跳ねるタイプのホッピングタイプと、歩くタイプのウォーキングタイプが存在しています。
ぴょんぴょん跳ねるホッピングタイプは枝から枝へと移る鳥に多く見られます。
元々は樹上性と呼ばれる木の上で暮らす鳥だそうです。
トコトコと歩くウォーキングタイプの鳥は地上性といって、ミミズを食べたり木の実を拾って食べる鳥になります。
クチバシが器用
クチバシについて知るには餌を与えるのが一番です。
横尾渉さんが鳥の餌を持った途端、沢山の鳥が横尾さんのもとへと飛んできました。
餌と一緒に指までかじられる横尾さん。体の上に大量のインコが留まっています(笑)
インコはクチバシで木の実に穴を開け、実の部分だけを食べます。
自然界で生きる鳥は生息する環境に応じてクチバシを進化させてきました。
様々な物を食べているため、様々な形のクチバシが存在しています。
フクロウについて学ぶ
- 東都豊島区西池袋3-30-11居酒屋樹家2F
- TEL:03-3984-1097
つづいて二人は、池袋にあるあうるぱーくというフクロウ専門カフェにやってきました。
フクロウは猛禽類という、狩りをして獲物を捉える鳥です。
猛禽類は爪が鋭いため、手にのせる際には丈夫なグローブが欠かせません。
結構な大きさのフクロウではありますが、横尾さんの手に留まらせてみたところ、思ったより軽いそうです。
鋭い爪と下に曲がった鋭いくちばしで獲物を引き裂きます。
フクロウだけは他の鳥と違う羽をもっているそうです。
他の鳥よりも羽の周りが薄くなっています。
空を飛ぶ祭の空気抵抗が減るため、消音効果が高まります。
夜のスナイパーフクロウは、暗闇に紛れて狩りをするため、羽音がしない構造になっています。
横尾渉さんがメンフクロウに餌を見せた所、音もなく飛んできました。
ショットハッピーなお知らせ
昆虫が苦手な横尾さんが見つけたカマキリに待望の赤ちゃんが産まれました。
虫カゴの中にはとっても小さなカマキリが大量に発生していました。
カマキリは1個の卵から200匹産まれるそうです。
本来だと卵の状態で冬を越し、春になると孵化するのですが、暖房の効いた場所で飼っていたので、こんなに早くに生まれました。
仲良し動物大集合
犬と猫
センパイのお友達は、5歳の雑種の猫、コウハイという名の男の子です。
5年前に動物愛護協会からやってきた保護猫です。
今はすっかり仲良しですが、出会った頃はそうではなかったようです。
センパイはコウハイのことを完全に無視していたのですが、コウハイはその日のうちに、センパイの背中で寝ていたそうです。
4年前の家に来たばかり頃は、どれだけ知らん顔をしても、コウハイはずっとじゃれてきていました。
遊び疲れたらセンパイの体を枕にして眠ります。
それは今でも続いていて、各々自分用のベッドがあるにも関わらず、2匹は一緒に寝ています。
コウハイはセンパイを見ながら育っているので、ご飯やおやつのの食べ方が猫というより犬のような感じで食べます。
猫は通常、ご飯をちょっとづつ食べますが、犬を見て育ったため、犬のようにガツガツと食べます。
また、普段センパイがお手をしつけられているのをみたためか、猫なのにお手のコマンドを覚えてしまいました。
そんな二頭には大好きな場所があります。
それは、棚の上です。
猫のコウハイが登っているのを犬のセンパイが真似してみたところ、なかなか居心地が良かったらしく、今ではお気に入りの場所になりました。
飼い主の石黒さんはセンパイとコウハイをテーマにしたエッセイも出版されていますので、興味のある方はぜひ、お買い求め下さい。
犬とブタ
ルゥは2歳の2歳のブタです。(ペトナムポットベリーピッグとゲッチンゲンのMix豚)
飼い主の安原美帆さんがサファリパークで働いていた時にミニブタが可愛いと思ったので飼いはじめたそうです。
安原美帆さんは結婚するまでは飼育員の仕事をされていました。
動物を育てるプロなので、豚の扱いもお手の物です。
今ではおまわりやおすわりもできます。
そんなルゥの友達がリク(2歳雑種)です。
付き合いはかれこれ2年になり、子犬子豚同士で仲良く育てられてきました、
リクはとても優しい犬で、4ヶ月前に生まれた息子の樹生くんの相手もしてくれています。
しかし、ルゥは人間の赤ちゃんが苦手なようです。
リクとルゥはリードを付けて散歩にもいきます。
しかし、ルゥの目的は歩くことではありません。
豚はいつもお腹を減らしているので、道端の雑草の中から好みの味のする草を選び、食べながら移動します。
ミニブタは食べ過ぎると巨大化するので、おやつは野菜だけを与えることにしています。
野菜を食べている時のルゥは、自分の野菜をリクにとられないように、しっかりと体全体を使って野菜をガードしています。
それでも危険を感じたら、くわえられるだけの野菜を持って緊急避難します。
うちには他にも友だちがいて、この家の最年長は8歳の猫のすずです。
他にもなぎ1歳、なつめ1歳、アンナ8歳など、ルゥ以外は全て保護されてきた動物です。
犬と猫とミニブタ、みんなで固まって寝ているところなどが特に癒されると安原美帆さんはおっしゃっていました。
食事は1日2回で、ルゥの餌は穀物中心のミニブタフードです。
他の犬や猫たちは行儀よく食べているのに、ミニブタルゥだけは一気に食べるので、そこら中に餌を飛び散らしています。
ご飯を食べ終わったら寝るだけなのですが、この日は大問題が発生しました。
ルゥのお気に入りのソファーがリクにとられていたのです。
リクは眠ってしまいました。
そこでルゥはリクのお尻の上に座り、嫌がらせを開始しました。
嫌がらせ作戦は成功し、ルゥはお気に入りの場所で眠るのでした。
しつけについて
ところで、このように穏やかなペットに育てるためには、どのようなしつけが必要なのか。
ワンだランド専属動物解説者の渋川動物公園の宮本純男園長に話を伺いました。
動物は飼い方によって荒くもおとなしくもなります。
渋川動物公園には蹴ったり噛んだりする動物は一頭もいないそうです。
猫とオウム
くぅちゃんは雑種の3歳の猫です。
本当に友だちといえるのかわかりませんが、くぅちゃんの友だちはアオメキバタンというオウムの、まいちゃん(5歳)です。
「くぅちゃん」「くぅちゃん」と語り掛けます。
くうちゃんが無視をしても、まいちゃんは擦り寄ってきます。
「かきたいよ」「カキカキしたいよ」とどうも、まいちゃんはくぅちゃんのあたまを掻きたいそうです。
それ以来、面倒くさいけど、くぅちゃんは黙って頭を差し出すようになったそうです。
ちなみに、アオメキバタンはオウムの中でも知能が高い種類で、人間の4歳時並の知能を持っているそうです。