2015年1月18日に放映された朝日放送のテレビ番組、ペットの王国ワンだランドのレポート記事をお送りします。
前回は結婚式のリングドッグ(新郎と新婦に指輪を渡す犬)の大役をこなした二頭のジャーマン・シェパード・ドッグが出演した放送13回目のペットの王国ワンだランドの感想記事をお送りしました。
今回は体重80kg超大型犬のセント・バーナードが登場する、超巨大犬3頭と暮らす家族と、篠田麻里子さんがセラピードッグを取材した麻里子のもっと知りたい「セラピードッグ編」の感想をお送りいたします。
今回の記事の目次
ハイジの愛犬セント・バーナード
今回登場するわんちゃんたちは、超大型犬のセント・バーナードです。
セント・バーナードは、アルプスの少女ハイジのヨーゼフのおかげで好感度が非常に高い犬種です。
この犬種は、極寒のスイス国境付近で誕生しました。
雪山で遭難した人を今までに何千人と救出してきました。
足立区の一軒家に住んでいるこの家には、セント・バーナードが3頭もいます。
20畳の部屋が狭く感じるほどの迫力です。
お母さんなh、「大きくて優しい犬が欲しかったのでセント・バーナードを選んだ」とおっしゃっていました。
おっとりとしていて、大らかで癒し系な点が気に入ったそうです。
(セント・バーナードのイメージ画像)
とっても優しいセント・バーナードですが、彼らのオーナーになるにはいくつかの覚悟が必要です。
飼う覚悟1:大きさに対応する
子犬の頃はすごい速度で成長していきます。
朝、家を出て仕事が終わって帰ってきたら大きくなっていたほどだそうです。
最初4キロだったぽにょが、4歳ではなんと80kgです。
- ぽにょ(オス):80kg
- トトロ(オス):85kg
- ミルク(メス):60kg
三頭合わせると、アンドレ・ザ・ジャイアント(230kg)と同じくらいの重さになります。
大きいということはそれに合わせた居住スペースが必要となってきます。
彼らは3頭で8畳の部屋に住んでいます。
この部屋は、息子さんの部屋より大きいそうで、元は息子さんの部屋だったものが、犬達が大きくなったので息子さんが追い出される形となったそうです。
子犬の頃に使っていたケージは、今ではテレビの防御用の柵になっていました。
すさまじいパワーなんでしょうね。
買う覚悟2:よだれがすごい
セント・バーナードはよだれが非常に多い犬種としてもしられています。
部屋の中で頭を振るとよだれが天井まで飛んで行くそうです。
天井に飛んでいったよだれを掃除する苦労を考えると、天井のよだれは諦めるという選択肢も頭に浮かびそうですね。
飼う覚悟3:温度管理
セント・バーナードは極寒の地で生活していた犬ですから、日本の気候は暑すぎます。
なんと、真冬でも窓は全開だそうで、冬でも扇風機を使うことがあるそうです。
暑いと最悪の場合、命を落とすことにもつながりかねません。
日本で飼われていたセント・バーナードたちの、少なくない数が、暑さで命を落としたのではないかといわれています。
セント・バーナードは暑がりで、25度を超えるとぐったりしてしまいます。
なので、夏場はエアコンをつけっぱなしにする必要がでてきますので、夏場の電気代は2倍になるそうです。
ちなみにうちも暑さに強くないボーダー・コリーを飼育していますので、夏はエアコンをつけっぱなしで、電気代は2倍以上になりますね。
セント・バーナードの散歩
朝の散歩は20分行います。
のんびりと歩きますし、リードを引っ張ったり、人間に飛びつかないように教えたので、散歩は女性の腕力でも大丈夫だそうです。
とはいっても、この大きさの犬を同時に3匹連れて歩くのは不可能ですから、1匹づつ交代しながら3匹の散歩にいくと、1回の散歩は20分でも、ママは結構な時間を散歩していることになります。
直接水道から水が出る、犬専用の蛇口
飼う覚悟4:食べる量もすごい
食事は1日に2回、ダイヤモンド ナチュラルを400gに鶏肉を150g混ぜてあげたものを与えているそうです。
ちなみにうちのボーダー・コリーも現在、ダイアモンドナチュラルのグレインフリーを与えていますが、食いつきも便の調子も良いですよ。
1ヶ月の食費は3万円かかるそうです。たくさん食べるから仕方ありませんね。
うちのボーダー・コリーは中型犬ですが、1日に食べる量は85g*2回の170gですから、1日に800gのドライフードを食べるわんちゃんが3頭もいれば、食費が高く付くのは仕方のないところでしょう。
食後は1時間は動かしません。ゆっくりと過ごさせます。
これは、大型犬によくおこる胃捻転(お腹の中で胃がひっくり返る)対策です。
胃捻転はなってしまったら速やかに処置を施さないと死んでしまう可能性のあるおそろしい症状ですので、出来る限り食後は安静にさせておくべきです。
セント・バーナードたちは、よだれで車を汚してしまうので、犬の運搬専用の車があるそうです。
ちなみにうちの犬は、車の中を泥だらけの足で歩きまわったり、とんでもない量の抜け毛を落としていきますが、車は所詮移動の道具と割り切って諦めることにしています。
ドッグランで運動
朝の散歩だけではどうしても運動不足になります。
家の中を走り回れる犬種ではありませんので、リードを外して走り回れる環境がないと筋肉が衰えてしまいます。
パパが毎日ドッグランに連れてきてくれて、ついでに体のバランスをチェックしてくれます。
うっすらとウエストも絞れて筋肉が付いている状態がいい状態です。
お手入れ
2012年ドッグショーのチャンピオンにもなりました。
本来ならショードッグは犬の美容師のもとへトリミングにいくのですが、普段から食費や電気代が掛かるので、トリミングは自宅でするように心がけて節約されているそうです。
耳掃除は2〜3日に1回行います。
垂れ耳の奥に汚れがたまりやすいようです。
消毒液を適量入れて揉んでなじませます。
耳の中はウェットティッシュで拭きとってあげましょう。
飼う覚悟5:お風呂が大変
お風呂は1頭あたり3時間は掛かります。
最低、10日1回はお風呂にいれるそうです。
洗うだけで1時間。乾かすのに2時間掛かるそう。
ドライヤーではなく、ブロワーを使っていたところに、セント・バーナードのスケールの大きさを垣間見ました(笑)
セント・バーナードはすごい量の毛がぬけるそうです。掃除も大変ですね。
この犬種は極上の癒やしを与えてくれる代わりに、人間の生活スタイルまで変化させてしまいます。
他の犬に比べて手のかかることは多いけど、癒やしや、おおらかな性格など、本当に飼ってよかったと思ったとおっしゃっていました。
飼う覚悟6:同じ空間で食事できない
セント・バーナードと同じ空間では食事はできないそうです。
すごいパワーを持っているので、尻尾をふるだけでグラスを叩き割るほどだとか。
また、よだれが凄い犬種ですので、食事をしているところを見させては、よだれで床が大変なことになるでしょうね。
麻里子のもっと知りたい「セラピードッグ編」
今回は新企画の麻里子のもっと知りたいが始まりました。
今回は篠田麻里子さんが、セラピードッグについて取材してきてくれました。
ドッグセラピーは、1960年代にアメリカで誕生しました。
高齢者の方などにセラピードッグを介してふれあいを提供し、心身ともにリハビリするものです。
獣医学やリハビリ学、心理学など高度な知識が必要とされます。
セラピードッグたち
- ゆめ:ラブラドール・レトリバー
- マルゴ:トイ・プードル
- せれ:ジャーマン・シェパード・ドッグ
- 島本洋介さん:ドッグセラピスト
- TEL:03-5483-4910
- FAX:03-5483-4912
今回の訪問先は老人ホームです。
おじいちゃん、おばあちゃんを元気にするのが目的です。
効果
- 日常にない犬との楽しいふれあいで笑顔にする
- 犬との遊びの中で筋肉や思考力が刺激される
- 犬との触れ合いで自発性の促進
人間がお願いするより、わんちゃんが態度でお願いしたほうが自然と手を動かしてくれます。
それによって、積極性、自尊心、活力が向上します。
犬が「欲しいな」という顔をしたら、自分からおやつをあげたいと思って自発的に動いてくれるからです。
また、「わんちゃんかわいいね」という会話から、お年寄り同士のコミュニケーション力も向上するそうです。
「とっても楽しかった。私達の気持ちを豊かにしてくれる。うれしかった」と実際にドッグセラピーを受けられたおばあちゃんは、涙を流しながら喜んでいらっしゃっていたのが印象的でした。
派遣依頼は1500件以上以上あるのですが、年間200件受けるだけで精一杯だそうです。
現在、セラピードッグや、ドッグセラピストは圧倒的不足しているとおっしゃっていました。
ペットの王国ワンだランドテーマ曲 ワンニャンパラダイスの動画
歌詞
ワンワン ニャニャニャン
ワンワン ニャニャン
プードル ヌードル ホットドッグにブルドッグ
オカメインコは おかめはちもく
キミは ヨーキー ファンキー モンキー
しばしばみかける 忠犬 おりこう
アメリカンな ビューティーが ショートヘアーで Hey ニャンキー!!
ポチ コロ シロ クロ タマ ミーコ 呼べばこたえる
ワンワン ニャンニャン
Love Love Love Love ラブラドールダックス レックス シェットランドに アイランド
ダルメシアンは ダルマ 知らんぞ
キミは ジャーキー ヤンミー ベイビー
ドキドキしている 土佐犬 ファイター
マルタ島から やってきた マルチな アイツが ハイ チーズ!!
ミケ トラ チョコ ブチ チビ タロー みんなつまれ
ワンワン ニャンニャン
カメ カメ カメ カメ カメハメハ(ちゃうちゃう)
Love Love Love Love ラブラドール(OK!)