2016年2月28日に放映された朝日放送のテレビ番組、ペットの王国ワンだランドのレポート記事をお送りします。
前回は買うのに非常に苦労するペット特集の放送66回目のペットの王国ワンだランドの感想記事をお送りしました。
今回は年間10万人の観光客が訪れるうさぎ島に密着します。
番組の後半では相撲部屋で暮らす幸運を招く猫に、篠田麻里子さんが直接取材をおこないました。
それでは、第67回目の放映分のレビューをお送りします。
今回の記事の目次
横尾渉氏が捕獲したカマキリが産んだ卵からかえったカマキリの最新情報
以前の放送で横尾渉さんが捕まえたカマキリが産んだ卵からかえったカマキリの子ども。
1個の卵から200匹ものカマキリが生まれたのですが、厳しい生存競争の末、残ったカマキリは1匹だけとなっていました。
そのカマキリはサイド君と名付けられました。
あれから、サイド君はどうなったのでしょうか。
虫かごを覗いてみたところ、サイド君が見当たりません。
変わりにコウロギが一匹歩いていました。
実はサイドくんが脱皮をした際に、かごの中に餌としていれていたコオロギに食べられてしまったそうです。
今後はこのコオロギがニューサイド君として番組に出てくることになるのでしょうか。
700羽のウサギが生息。観光客が年間10万人訪れる島
これまでも番組では一種類の動物に特化した動物園を取材されてきました。
キツネだらけの宮城県蔵王キツネ村や、福岡県にあるカンガルーらだけのひびき動物ワールド、、東京都のリスだらけの町田リス園が紹介されました。
今回はウサギ目当てに年間10万人の観光客が訪れるウサギ島に密着します。
広島県にある大久野島は周囲4.3km東京ドーム5個分の小さな島です。
スタッフが上陸すると早速野生のウサギを発見しました。
この島で暮らしているうさぎは、すべて野生のうさぎです。
警戒心も薄く、観光客の周りにたくさんのうさぎが寄ってきます。
観光客の中には外国人の姿も見られます。
インターネットの動画で見て、大久野島のことを知ったそうです。
様々なインターネット動画が評判をよび、海外でラビットアイランドの噂が広まりました。
大勢の観光客で賑わう大久野島は、無人島です。
うさぎが増えた理由
1971年に小学校で飼っていたうさぎが飼えなくなったので放したところ、増えたそうです。
うさぎは繁殖力が強く、またこの島には天敵であるキツネやイノシシがいないことや、食料となる草や葉が多く自生しており食べ物が豊富にあったことことなどが原因で700羽まで増えたと言われています。
この島のうさぎは全てアナウサギという品種で、現在ペットとして飼われている100品種ものウサギの原種にあたります。
その名のとおり穴の中で生活するため、島のあちこちに穴が開いています。
うさぎ島を観光する際のルール
うさぎを追いかけまわさない
うさぎは追いかけ回されると骨を折ったり怪我をしやすいそうです
過度のエサやりは控える
過度に餌を与えると生態系に大きな影響が出る恐れがあります
うさぎを捨てに来ない
ペットとして飼われていたうさぎは厳しい自然環境では生きられません
相撲部屋に幸運を招いた猫
モルは11歳の雑種の猫です。
東京都中央区にある荒汐部屋という相撲部屋で力士たちと一緒に暮らしています。
力士たちの起きてくる音に釣られ土俵のある1階へと降りてきます。
モルは相撲部屋に幸運を招いた猫と呼ばれています。
荒汐部屋は2002年創設で現在12名の力士が所属しています。
部屋の前には早朝にもかかわらず、稽古を見学する人が集まってきています。
激しい朝稽古は3時間半も続きます。
モルにはお気に入りの場所があります。
それは棚の上です。
棚の上に座布団を敷いてもらっていて、その上でくつろぐのです。
この場所は稽古が良く見える、モル専用の特等席です。
相撲部屋では幕内力士と親方しか座布団には座ってはいけない決まりがあります。
モルは特別待遇で座布団に座ることを許されています。
モルの親方は荒汐親方です。
元の四股名は大豊で小結まで行った名力士です。
モルは棚の上の座布団に座っているか、荒汐親方の膝の上で耳掃除を受けていることが多いそう。
いつも親方と一緒に稽古を見ているので、モル親方というあだ名までつきました。
ちなみに、モルという名前をつけてくれたのは、この部屋唯一の幕内力士の蒼国来です。
蒼国来は中国 内モンゴル自治区出身です。
初場所で8勝7敗と勝ち越した荒汐部屋の看板力士です。
モルというのはモンゴル語で猫のことです。
「モルモル」とよんでいたら、親方が「いい名前だな」とそのままモルと名づけてしまったそうです。
「猫」「猫」とよんでいたらそのまま名前になってしまったような感じです。
朝稽古が終わると2階へ移動します。
ここでは稽古を終えた力士たちが遊んでくれるのですが、本当の目的はそれではありません。
力士が手に持っている猫用の鰹節をもらっています。
カサッという音がすると反応して見た瞬間にやってきます。
完全におやつをもらえるとわかっているようです。
力士たちにとって、モルの存在は癒やしになっています。
お昼になったら力士たちはちゃんこを食べ、モルはキャットフードを食べます。
幸運を招く猫と呼ばれている理由
モルはもともと福岡県で暮らす野良猫でした。
11年前の九州場所で荒汐部屋の宿舎で親方と出会いました。
千秋楽が終わって帰る2〜3日前から、堂々と玄関から入ってきたそうです。
当時の荒汐部屋は力士が3人しかいませんでした。
相撲界では弟子が多ければ多いほど協会からお金が入るので、弟子の少ない荒汐部屋は運営が困難になっていました。
なので親方は最初は、モルを飼おうとはしませんでした。
しかし、こんなになつく猫も珍しいということで、連れて帰ることに決めました。
モルを飼ってからの荒汐部屋には次々と幸運な出来事がおこりました。
力士が増えた
3人しかいなくて経済的に厳しかった部屋に力士が増え、今では12人の中堅部屋へと躍進しました。
幕内力士の誕生
待望の幕内力士が誕生しました。
モルの名付け親でもある蒼国来関です。
雑誌取材の増加
猫がいる相撲部屋として複数の雑誌からオファーがあり、荒汐部屋の知名度が格段にアップしました。
もう一匹の仲間
若い力士たちはモルの幸運にあやかりたいのか、とても親切にしています。
実は力士以外にも新しい仲間が増えました。
ムギは7歳の雑種の猫です。
元は捨て猫で、なんとか二代目の幸運を招く猫になってもらおうと期待が高まっていたのですが、怖がりで三階から出てこなくて、相撲には全く興味がないようです。
他にも幸運が
銀行などの大事な契約書を机の上においている時、モルが上に乗ると、必ず契約が成立するそうです。